プレミアが豪華すぎてイングランド人選手が苦戦? 気になる代表選手たちの出番問題

マグワイアも長く代表で戦ってきた選手 photo/Getty Images

プレミアはスターが多すぎる

今夏もイングランド・プレミアリーグの各クラブは超積極的な補強に動いており、各国のスーパースターたちがイングランドに集まってくる。

リーグの競争力が上がるのは良いことだが、同時に心配な点もある。自国のイングランド人選手たちが重要な役割を果たせるかどうかだ。中にはポジションを確保できない者も出てくるだろう。

英『Daily Mail』もそこを不安視しており、スタメンに入っているイングランド人選手の割合が少ないと取り上げる。
「イングランドの代表監督にとっては頭の痛い問題だ。今季最初の3週間で、プレミアリーグ全スタメンのうちイングランド人選手の割合はわずか28%だった。これは昨季全体の31%から減少し、2020-21シーズンの36%からも減少している。この率は憂慮すべきものだ」

中でも不安なのがセンターバックで、ガレス・サウスゲイト率いるイングランド代表を長く支えてきたマンチェスター・ユナイテッドDFハリー・マグワイア、トッテナムDFエリック・ダイアーといった選手がクラブで重要な存在となっていない。

マンチェスター・シティのジョン・ストーンズも負傷で出遅れており、アストン・ヴィラDFタイロン・ミングスも早々に離脱してしまった。

同メディアはチェルシーに復帰した20歳のDFリーヴァイ・コルウィルをA代表に招集すべきタイミングではないかと提案しており、中盤や前線に比べるとセンターバックの層は厚くない。

先週行われた第3節で最も多くのイングランド人選手をスタメン起用していたのは、アーセナルとクリスタル・パレスで4人ずつだ。アーセナルはGKアーロン・ラムズデール、DFベン・ホワイト、MFデクラン・ライス、FWブカヨ・サカ、クリスタル・パレスはGKサム・ジョンストン、DFマーク・グエーイ、タイリック・ミッチェル、MFエベレチ・エゼの4人だ。

ミランでプレイしているDFフィカヨ・トモリやレアル・マドリードで活躍するMFジュード・ベリンガムなど他国のリーグで活躍しているイングランド人選手もいるが、やはり自国のリーグでの活躍は重要だ。スター揃いのリーグになるのは良いが、今のプレミアの環境はイングランド代表にどう影響を及ぼすのか。

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