ヤマル、フェルミン、エザルズーリらバルサのヤングスターが恐ろしい 「若手に道を譲る時」

ジョアン・ガンペール杯ではバルサの若手が躍動 photo/Getty Images

若手育成が成功すればとんでもないチームになるかもしれない

8日にジョアン・ガンペール杯でトッテナムと対戦したバルセロナでは、フレッシュな若手選手たちが思い切りの良いプレイを見せてくれた。

元よりMFペドリ、ガビ、FWアンス・ファティとスペイン代表の若手が揃っているが、トッテナム戦ではそこにモロッコ代表FWアブデ・エザルズーリ(21)、カンテラ育ちのMFフェルミン・ロペス(20)、そして同じくカンテラ育ちのFWラミン・ヤマル(16)が見事に絡んでみせた。

モロッコ期待のエザルズーリはサイドからの仕掛けが武器で、今夏にはU-23アフリカネイションズ杯制覇にも貢献するなど充実の時を過ごしている。昨年のワールドカップ・カタール大会でベスト4に入ったこともあり、今モロッコサッカー界は勢いに乗っている。エザルズーリは次世代のスター候補である。
同じくサイドからの仕掛けを得意とするのは、16歳のヤマルだ。以前より評判の高い選手ではあったが、その実力はすでにトップチームで通用する。今回のトッテナム戦でも右サイドで相手選手を面白いように振り回し、終盤のゴールラッシュに絡んでいる。

そしてフェルミン・ロペスだ。プレシーズンは若手選手にとって貴重なアピールの場だが、フェルミン・ロペスはバルセロナの中で1番輝いている若手かもしれない。今回のトッテナム戦でも途中出場からエザルズーリの得点をアシストしており、7月29日のレアル・マドリード戦では得点も記録している。今夏でフェルミン・ロペスの名前を覚えたサッカーファンも少なくないだろう。

スペイン『MARCA』は「若手に道を譲る時」とヤングスターたちの活躍を称えており、このまま新シーズンでも出番を増やしてほしいと考えるサポーターは多いはず。カンテラから優秀な選手が上がってくるところにバルセロナの良さがあり、それを知る指揮官シャビ・エルナンデスが彼ら若手をどう育てていくのか楽しみだ。

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