横浜F・マリノスで絶賛される《Newフッキ》の破壊力 29歳でキャリアハイに辿り着いた超強力助っ人の完成

マリノスでプレイするアンデルソン・ロペス photo/Getty Images

アジアを渡り歩いて成熟したストライカー

Jリーグではこれまでも多くの助っ人ブラジル人選手が活躍してきたが、現在J1で首位を走る横浜F・マリノスではFWアンデルソン・ロペスが15ゴールと大爆発中だ。

その活躍に注目したのがスペイン『as』で、アンデルソン・ロペスを「新たなフッキ」と称える。

フッキは2005年にブラジルを離れ、川崎フロンターレに加入。そこからコンサドーレ札幌、東京ヴェルディで圧倒的なパフォーマンスを披露し、そこからポルトガルの名門FCポルトへの移籍に繋げたブラジルの怪物だ。
フッキがJリーグでの成長からビッグクラブ移籍へ繋げたのに対し、アンデルソン・ロペスの場合は少々異なる。アンデルソン・ロペスは2016年にブラジルを離れてサンフレッチェ広島と契約したが、そこまで大きなインパクトを残したわけではない。

その後2018年に韓国のFCソウルを挟み、2019年からコンサドーレ札幌、2021年からは中国の武漢FCでプレイした。

そして2022年に横浜F・マリノスへと加入し、昨季は11ゴール、今季はここまで20試合に出場して15ゴールを挙げている。これはアンデルソン・ロペスにとってキャリアハイの数字だ。まだ20試合消化時点であることを考えると、数字はまだまだ伸びるだろう。現時点でヴィッセル神戸の大迫勇也に2点差をつけて得点ランク首位を走っており、得点王獲得の可能性も十分にある。

フッキの場合はJリーグで無双し、欧州へ渡って全盛期を迎えたが、アンデルソン・ロペスの場合は日本、韓国、中国などアジアで徐々に成長してきた。そして29歳を迎えた今、マリノスのエースとして同メディアがフッキ級のインパクトと称えるほど完成されたストライカーになったのだ。同じブラジル人助っ人でも、やや珍しいタイプのキャリアと言えるかもしれない。

横浜F・マリノスが目指すはJリーグ連覇であり、フッキと重ねられるまでに至ったアンデルソン・ロペスを軸に再びの頂点を狙う。

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