メッシはMLSで“シーズン60ゴール”に関与できる? アメリカが描くビッグドリームは本物となるか

メッシはMLSでどんなプレイを見せるのか photo/Getty Images

昨季もリーグ・アンでは見事な数字を残している

今夏にアメリカ・MLSのインテル・マイアミと契約を結んだFWリオネル・メッシは、今月16日にチームへ合流するのではと見られている。

まだ議論を始めるには早すぎるが、米『ESPN』はすでにメッシがMLSでどれだけゴールを積み重ねてくれるのかと楽しみにしている。

6月に36歳の誕生日を迎えた大ベテランではあるものの、メッシは昨季もリーグ・アンで16ゴール16アシストと見事な数字を残している。当然ながらリーグ・アンの方がMLSよりレベルが高いと考えられるため、単純に考えればMLSでもメッシ・ショーが見られるだろう。
同メディアが重ねたのは、現在ロサンゼルスFCでプレイするメキシコ人FWカルロス・ベラだ。ベラは2018年にレアル・ソシエダからアメリカへとやってきたが、ソシエダでプレイしていた2017-18シーズンはリーガ・エスパニョーラで9ゴール2アシストの成績を残している。

この成績はまずまずと言ったところだが、その後ベラはロサンゼルスで爆発した。2018年にリーグ戦で14ゴールを決めると、2019年は34ゴールまで数字を伸ばして得点王を獲得しており、この数字はMLSのシーズンでは史上最多得点数となっている。

メッシがこの数字を超えてくるのか。同メディアはそこに期待しているのだ。リーグ・アンとリーガ・エスパニョーラにもレベルの違いはあるが、昨季のメッシが記録した16ゴール16アシストは簡単に実現できる数字ではない。

同メディアはメッシがMLSならゴールとアシストを合わせてシーズンに60ほどのゴールに関与できるのではと期待を寄せている。そんなことになれば大成功だが、メッシの実力ならば可能なラインか。

インテル・マイアミがあまり強いチームでないことは気がかりだが、今夏はバルセロナ時代の仲間であるMFセルヒオ・ブスケッツも獲得。さらにバルセロナからDFジョルディ・アルバ、ヴィッセル神戸を離れたMFアンドレス・イニエスタまでインテル・マイアミに入るのではなんて話まである。メッシの特長を知るチームメイトが揃えば、そのぶんメッシも個性を発揮しやすくなるだろう。

メッシがMLSでゴール量産となれば、アメリカのサッカー人気にも何らかの影響を与えると予想される。同メディアの期待はやや甘いところもあるが、メッシは誰もが望むハイパフォーマンスを見せてくれるのか。

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