“古都のネイマール”とも呼ばれた男の未来は 昨季ブンデスで8ゴール決めたFWの気になるキャリア

アルミニア・ビーレフェルトでの戦いを続けてきた奥川 photo/Getty Images

クラブはまさかの3部降格の危機に

1シーズンでの1部復帰どころか、1シーズンで3部にまで降格してしまうかもしれない。

ドイツで危機的状況にあるのは、昨季ブンデスリーガ1部から降格したアルミニア・ビーレフェルトだ。

アルミニア・ビーレフェルトといえば、2020-21シーズンにはMF堂安律、そして現在はMF奥川雅也が所属するクラブだ。
2020-21シーズンは何とか15位に入って1部残留を果たしたが、昨季は17位に沈んで降格。リーグ戦で8ゴール1アシストを決めていた奥川には1部クラブへの移籍案も囁かれたが、最終的には残留することになった。

奥川といえば、古都のネイマールとの呼び名もある。今季はチームを再び1部の舞台へ引き上げることが期待され、奥川も今季は2部で5ゴール9アシストと奮闘した。

しかしチームは2部でも16位に沈み、3部との入れ替えプレイオフに回ることに。その1stレグが2日に行われ、1stレグではアルミニア・ビーレフェルトがSVヴェーエンとアウェイで対戦。怪我を抱えている奥川は欠場したが、結果はまさかの0-4と大敗。まだ2ndレグを残しているが、アルミニア・ビーレフェルトの状況は極めて危険だ。

昨季の活躍から奥川には日本代表入りの期待もあったが、クラブの現状を考えると厳しいだろう。何より今の代表は2列目の争いが激しい。27歳を迎えた奥川には新たなるクラブでのアピールが必要だ。

2シーズン続けての降格で一気に3部へ沈むのはダメージが大きいが、アルミニア・ビーレフェルトに奇跡は起こるか。

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