ピタリと止めてシュートコースを生み出した ウルブズ戦のゴールに今季のサカの“凄み”が凝縮されていた

一瞬でシュートコースを生み出してネットを揺らした photo/Getty Images

クイック、冷静、正確の3拍子揃った超絶ゴール

アーセナルはプレミアリーグ最終節でウォルバーハンプトンと対戦。5-0とホームで勝利し、大きな躍進を見せたシーズンを締めくくった。

このゲームでチームの3点目を記録したのが、今季すっかりエースの風格を身につけたFWブカヨ・サカだ。28分、ラインの裏を突いたサカは、縦に抜けると見せかけて巧みにボールを止め、マークにきたDFをかわして左足でシュート。コントロールされたボールはゴールに吸い込まれていった。

サカの真骨頂を見せつけたようなプレイだった。シュートの正確さもさることながら、切り返した瞬間にも頭がしっかりと上がっており、一瞬でシュートコースを見つけて判断できたことが勝因といえる。まわりが見えているので、シュートなのかパスなのか、シュートだとすればどのコースに打てばよいのか、一瞬で的確な判断ができる。今季磨かれたサカの凄みはこれであり、一瞬の判断でプレイを変えられるので守備者はうかつに足を出すこともできない。しかも、それをクイックに正確にやってのけるのが恐ろしいところだ。
素早く、冷静で、正確。そんな凄みを凝縮させたようなプレイで今季14ゴール目をマークしたサカ。英『footbll london』でも「彼がクラブに自分の将来を託した輝かしい一週間を締めくくる見事なゴール」と称賛されている。まだまだ伸び盛りの21歳は先日、契約延長を無事に果たしており、来季もエミレーツ・スタジアムを沸かせてくれるだろう。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.291 究極・三つ巴戦線

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:海外サッカー

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ