ドイツはどうしても“NEXTクローゼ”見つけたい 今度はホッフェンハイムで伸びる17歳の大型FWに希望の眼差しが

世代別ドイツ代表でも結果を残すメールシュテット photo/Getty Images

トップチームでも結果を残せるか

2018年のワールドカップ・ロシア大会に続き、昨年のカタール大会もグループステージ敗退に終わってしまったドイツ代表。彼らに続く課題として、センターフォワード問題が挙げられる。

忘れられないのはミロスラフ・クローゼの記憶だ。21世紀のドイツ代表を引っ張ってきたクローゼは、2014年のブラジル大会制覇にも貢献。ドイツ代表歴代最多得点記録(71ゴール)の持ち主でもある。

ドイツにNEXTクローゼは生まれるのか。カタール大会に招集されていたドルトムントのユウスファ・ムココも候補者ではあるが、センターフォワード候補となる選手が少ないのは事実だ。
そんな中、アンダー世代で注目を集めるFWが出てきた。主にホッフェンハイムのU-17カテゴリーでプレイする17歳のFWマックス・メールシュテットだ。

メールシュテットは194cmとサイズがあり、クローゼと同じタイプのFWというわけではない。しかしU-17カテゴリーでは28戦22ゴール、U-19カテゴリーでも9試合で6ゴールを挙げるなどアンダー世代で結果を出している。

またU-17ドイツ代表でも11試合で5ゴールを記録しており、独『Bavarian Football Works』もNEXTクローゼ候補と注目する。

アンダー世代で結果を出していたFWとしては、現在ドイツ2部のホルシュタイン・キールで苦悩するヤン・フィーテ・アルプのようにトップチームで苦戦した例もある。ハンブルガーSVでの活躍からバイエルンに引き抜かれたものの、アルプは結果が出ないまま退団。今季も2部で1ゴールしか決めていない。

まだ17歳のメールシュテットにも過度な期待は禁物だが、ドイツはA代表に頼れるセンターフォワードが欲しい。特にメールシュテットのようにサイズのある本格派FWは喉から手が出るほど欲しいはずで、今後もホッフェンハイムで注目を集めていくことになりそうだ。

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