試合中にドレッシングルーム見学を実施? チェルシー新オーナーがとっていた気になる行動

昨春にチェルシーのオーナーの一人となったベーリー氏 photo/Getty Images

四苦八苦している

新オーナーの下で戦っているチェルシーが苦しんでいる。今月に入ってから今季2度目の指揮官交代を決断し、フランク・ランパード氏を暫定監督に任命したが、彼が就任してからこのチームは公式戦4連敗中。チャンピオンズリーグではレアル・マドリードに敗れ準々決勝敗退となってしまった。

今季このクラブで気になるのはトッド・ベーリー氏を始めとする幹部陣の動きだ。夏と冬に大量の資金を費やして大型補強を敢行したが、スカッドが膨れ上がったことによりグレアム・ポッター前監督はチームマネジメントに苦しんでいた。2021年にチャンピオンズリーグ制覇を成し遂げたトーマス・トゥヘル監督と、彼の代わりに連れてきたポッター監督をシーズン途中にあっさり解任した監督人事にも疑問は残る。

そしてベーリー氏はこういったクラブ運営以外の部分でも理解に苦しむ行動をとっていたようだ。英『talk SPORT』によると、9月に行われたチェルシー対ウェストハム・ユナイテッドのハーフタイム中、彼は子供も含めたゲストの一団をドレッシングルームに招き入れ、見学させようとしたという。ドアの前まで来たところで「今はそのタイミングではない」と知らされたためこれを断念したようだ。
このことが関係しているのかどうかは不明だが、トゥヘル監督はウェストハム戦の次のディナモ・ザグレブ戦を終えた後に指揮官の座を追われている。上層部に問題があるのであればどれだけ良い指揮官を連れてこようとチーム状況は改善されないと考えられるだけに、ベーリー氏を始めとする幹部陣の振る舞いは今後も要注目となる。

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