チャロバーのスライディングタックルは判断ミスだった リヴァプールOBも批判

軽率なディフェンスだったか photo/Getty Images

大事な場面で失点に繋がるミス

チャンピオンズリーグ準々決勝2ndレグ、チェルシー対レアル・マドリードの試合がスタンフォード・ブリッジで行われ、レアルがチェルシーを2−0で下し(合計4−0)準決勝に進出した。『Daily Mail』によると、レアルの若きエース、ロドリゴが58分に得点した際、その直前のチェルシーのCBトレヴォ・チャロバーのディフェンスをスティーブ・マクマナマンが批判している。

58分、自陣からの長いパスを、右サイドから駆け上がったロドリゴが受け、追いかけてきたチャロバーをワンタッチでかわしてペナルティーエリアまでボールを運んだ。それがゴールに繋がる重要な場面となり、結局その直後にロドリゴが得点を決めた。

右サイドを駆け上がりボールを持ったロドリゴに対し、後ろから来たチャロバーはスライディングタックルで彼を止めよとした。しかし見事にワンタッチでかわされ、ゴール付近でボールを持つ選手をフリーにする状況を作ってしまった。このディフェンスに対し、もっとできることがあったと、マクマナマンはチャロバーの判断を批判したという。

「チャロバーはギャンブルをしたようだけど、それは間違っている。ボールを持っていないのにロドリゴに追い越されるなんてDFとしてアウトだ! チャロバーはロドリゴをコートの外に追いやらないといけなかったのに、判断を間違えたんだよ」

8歳の時にチェルシーに入団してから、アカデミーの選手として能力を磨いて来た彼は2016年にプロ契約を交わすも出番はなし。その後イングランド2部やフランス1部のチームへレンタル移籍を経験し、2021年からチェルシーに復帰。190センチの長身を生かした空中戦の強さ、守備能力の高さに定評を得ている。

しかし失点に絡んだチャロバーの判断ミスは、結果的に大きな1点となりチェルシーCL敗退の一つの要因となった。今シーズン国内リーグの試合はまだ残っているが、クリバリの怪我もあり、チャロバーの活躍はチェルシーにとって今季欠かせないものである。チアゴ・シウバ、ウェズレイ・フォファナらと良い形の3バックを残り少ないシーズンで見ることができるのだろうか。

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