“バーンズリーのブスケッツ”爆誕 万能守備戦士・ストーンズはペップ流で覚醒した

シティで存在感を増しているストーンズ photo/Getty Images

足下の技術も説明不要の実力者だ

足下の技術が高いと評価されてきたDFジョン・ストーンズだからこそ出来る役割か。現在のマンチェスター・シティではストーンズが攻守両面で重要な役割を担っている。

ストーンズはセンターバックを本職とする選手だが、最近は右サイドバックから守備的MFまで幅広い役割をこなしてきた。11日に行われたバイエルンとのチャンピオンズリーグ準々決勝1stレグでも中盤に入り、ロドリとコンビを形成。こうしたコンバートは実に指揮官ジョゼップ・グアルディオラらしい。

英『BT Sport』によると、ストーンズも新しい役割を必死に学んでいると語る。
「慣れているものではないけど、常に学んでいるし、何よりまずチームに貢献することだ。ボールを持って状況を読むこと。監督が求めていることは理解している。常に僕たちはトレーニングでそれに取り組んでいるから、次のゲームでは自分の役割を分かっている」

相手にボールを奪われた際には、ストーンズが最終ラインへと下がって守備を固めることもできる。バイエルン戦のようにマヌエル・アカンジが右サイドのスペースを埋め、中央はストーンズとルベン・ディアス、左サイドはネイサン・アケが埋めるパターンもある。センターバック4枚が並ぶような格好となり、おかげで守備の安定感は増す。相手のカウンターアタックへの備えも万全だ。

こうした試合中の変化を可能とするストーンズの万能性は頼れる武器であり、英『Daily Mail』は出身地に絡めて『バーンズリーのブスケッツ』とまで呼んでいる。バルセロナでアンカーを務めるブスケッツもグアルディオラのフットボールに欠かせなかった選手で、それに似た存在感と評価されているのだ。グアルディオラは指導者キャリアの中で多くのプレイヤーを進化させてきたが、ストーンズもその1人だろう。

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