わずか半年でのイタリア帰還も? トルコで戦うザニオーロをミラン&ユーヴェが注視

ガラタサライでプレイしているザニオーロ photo/Getty Images

今のところうまくいっている様子のトルコ行き

1月の移籍市場ではFWニコロ・ザニオーロの去就に多くの注目が集まった。ザニオーロがローマ退団を希望し、トッテナムを始めとするプレミアリーグの複数クラブや、ローマにとってセリエAのライバルであるミランが彼を狙っているという噂が流れたのだ。

ところが、いずれのクラブもザニオーロを獲得するには至らず、彼は最終的にトルコのガラタサライへ完全移籍した。新天地での公式戦デビューとなった先月12日のカスムパシャ戦では、途中出場からいきなり決勝点をあげる活躍を見せ、今月2日に行われたアダナ・デミルスポル戦で今度はPKからゴールをゲット。まだリーグ戦出場数は3試合、プレイタイムは106分と短いが、復活の兆しを見せている。

伊『calciomercato.com』によると、ザニオーロは来季ガラタサライの一員としてチャンピオンズリーグを戦いたいと話しているようだが、その一方でミランとユヴェントスが彼の動向を注視しているという。
ミランのテクニカル・ディレクター、パオロ・マルディーニ氏はザニオーロがイスタンブールへと飛び立つ数時間前に「早ければ次の夏に新たな動きを見せる」という旨のメッセージを繰り返し本人に伝えていたようで、ユーヴェもいずれ交渉を開始したいという意向を持っているという。今夏の移籍市場で争奪戦が繰り広げられる可能性もありそうだ。

また、現在ガラタサライが設定しているザニオーロの契約解除金は3500万ユーロ(約50億円)となっていて、2024年1月には3000万ユーロ(約43億円)、2024年夏には2800万ユーロ(約40億円)に下がると同メディアは伝えている。いつ獲得に本腰を入れるべきかはミランもユーヴェも悩むことになりそうだ。

夏の移籍市場でガラタサライからミランもしくはユーヴェに移籍するとなれば、ザニオーロはわずか半年でイタリアへのカムバックを果たすことになるが、一体話はどのように進んでいくのか。ミランやユーヴェの今後の動向に注目だ(データは『FBREF』より)。

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