フランスでゴールを量産中
アーセナルのアカデミーで育ち、フランスへ武者修行中のストライカーが大きな結果を残している。スタッド・ランスでプレイするフォラリン・バログンだ。フランスで得点を量産する若きFWは、来季プレミアのピッチでも輝けるだろうか。
2019年にプロ契約を果たし、翌年にはトップチームデビューを飾るなど、将来を期待されたストライカーだ。昨冬に期限付き移籍したミドルスブラでは半年間で3ゴールにとどまるものの、今季スタッド・ランスへとレンタル移籍したことで、その才能が開花。ここまでリーグ戦27試合17ゴール、トップとは2ゴール差の得点ランキング3位タイという成績を残している。
アーセナル自体もFWの層は厚いとは言えないため、来季復帰となればチャンスはあるだろう。得点源としても期待できる存在だ。そのことはU-21イングランド代表指揮官のリー・カーズリー監督も英『Sky Sports』のインタビューにて認めている。
「彼は間違いなく別のレベルだ。(フランスには)非常に強い選手がたくさんいる中で、彼はうまくやっているね。プレミア復帰の機会があれば、彼はうまくやると確信している」
ナイジェリア人の両親のもとでアメリカで生まれたバログンだが、2歳からイングランドに移住しているため、3カ国での代表資格を持つ。そんな中で2021年にはU-21イングランド代表でプレイしており、スリーライオンズの未来のエースとして期待される。U-21イングランド代表指揮官からも高い評価を受けるバログンには今後も大きな注目が集まるだろう。