野球、バスケに続きアメリカはサッカーも“強豪国”になれるのか 海外組だらけのチームで目指すW杯の頂点

3年後のW杯へ準備を進めるアメリカ代表 photo/Getty Images

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確実に代表チームは力をつけている

WBC決勝では日本と激闘を繰り広げるなど、今回のWBCは野球の本場アメリカでも大きな盛り上がりを見せた。次回は2026年に開催予定となっているが、同年にはカナダ、メキシコとの共催でFIFAワールドカップも行われる予定となっている。

では、サッカーでもアメリカ代表は頂点へ近づけるだろうか。2026年大会の成功へアメリカ代表は燃えている。

24日にはCOCCACAFネーションズリーグでグレナダ代表と対戦し、7-1と大勝。このCONCACAFネーションズリーグは、欧州で行われているUEFAネーションズリーグを参考に2019年よりスタートしたもので、北中米サッカー界のレベル向上が目的の1つだ。グレナダは格下ではあるが、ここできっちりと結果を出せたのは大きい。
米『ESPN』は『海外組』が増えたことに手応えを感じている。今回のアメリカ代表メンバーで国内のMLSから選ばれたのは、アトランタ・ユナイテッドDFマイルズ・ロビンソンのみ。国内組が少ないのはネガティブに見えるかもしれないが、リーズ・ユナイテッドMFウェストン・マッケニーやフローニンヘンFWリカルド・ペピら多くのプレイヤーは国内クラブで成長してから欧州へ向かっている。

この若手育成から欧州挑戦への流れこそMLSが目指しているスタイルの1つで、選手たちが欧州で経験を積むことでアメリカ代表も強化されるはず。前述したマッケニーやペピ、チェルシーFWクリスティアン・プリシッチ、リーズ・ユナイテッドMFブレンデン・アーロンソン、ドルトムントMFジョバンニ・レイナ、バレンシアMFユヌス・ムサ、ミランDFセルジーニョ・デストらの世代は2026年に1つの完成を迎えると期待されており、次回のワールドカップに懸ける思いは強い。ホームの強みを活かし、思い切って優勝を目指したいとの野心もあるだろう。

2026年大会でアメリカサッカー界の未来が変わることになりそうだが、世界の強豪の仲間入りを果たせるのか。サッカー大国を目指すアメリカの挑戦は続く。

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