昨季77失点で降格→今季は2部でワースト失点数…… サンテティエンヌの崩壊は止まらず

昨季1部から降格してしまったサンテティエンヌ photo/Getty Images

昇格への道は険しく

昨季フランスのリーグ・アン(1部)からリーグ・ドゥ(2部)へ降格したのは、最下位ボルドー、19位メス、18位サンテティエンヌの3チーム。このうちボルドーとサンテティエンヌは守備の崩壊が注目を集めることになり、最下位ボルドーはリーグワーストの91失点と散々な結果に。

そのボルドーよりは抑えられていたが、サンテティエンヌもリーグで2番目に多い77失点を喫しての降格だった。

では、現在2部での彼らはどうなっているのか。最下位で降格したボルドーが2部で2位、メスが4位と昇格へ向けて奮闘する中、サンテティエンヌは15位と大苦戦している。しかも24試合消化時点で39失点を喫しており、これは今季のリーグ・ドゥではワーストの数字である。1部から降格してきたクラブがいきなり最多失点チームになるケースも珍しいか。
降格したサンテティエンヌからは、DFアロルド・ムクディ(→AEKアテネ)、ティモテー・コロジエチャク(→シャルケ)、ミゲル・トラウコ(→サンノゼ・アースクエイクス)、エリアキム・マンガラ(フリー)ら守備陣の一部が退団し、代わりにロリアンからDFレオ・ペトロ、トロワからジミー・ジロードン、ニームからアントニー・ブリアンソンら新たなDFも補強した。

しかし結果は散々で、今のところ昇格を目指せる要素は見当たらない。昨季から守備の崩壊が止まらない状態となっているが、このまま2部での戦いを最多失点で終えてしまうのか。

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