ここ最近は思うように結果が出ないゲームもあるが、レアル・マドリードFWヴィニシウス・ジュニオールは今月2日のバレンシア戦でクラブ通算200試合出場を達成した。
この200試合を振り返ると、ヴィニシウスの獲得は大正解だったと言えよう。近年のレアルは有望な若手を積極的に引き抜いており、ブラジルのフラメンゴから獲得したヴィニシウスはその代表例とも言える。
200試合の成績は49ゴール49アシスト。文句のつけようもない成績で、スペイン『MARCA』もレアルの補強路線が正しかったことを証明する選手の1人と称える。
加入当初はブラジル人選手らしいテクニックを誇るドリブラーとの印象が強かったが、指揮官カルロ・アンチェロッティの下で得点力がアップ。左サイドを支配するワールドクラスのアタッカーへと成長した。
同メディアはそのテクニック、得点力に加え、怪我の少なさをポジティブな要素に挙げている。確かに2018-19シーズンからレアルでのキャリアを始めたことを考えれば、200試合出場はなかなか早いペースと言える。まだ若いこともあるだろうが、筋肉系の故障が少ないのは非常にポジティブだ。
課題としてはカードをもらうことが多く、0-1で敗れた5日のマジョルカ戦でもイエローカードをもらったばかり。これも若いからか、やや感情的になる部分がある。
とはいえ、ヴィニシウスの覚醒でレアルは自分たちの補強路線に自信を持ったことだろう。同じブラジル人FWロドリゴ・ゴエスも順調に成長しており、今後10年近くにわたってレアルを支えてほしいコンビだ。