シーズンも後半戦に入ったプレミアリーグにて、今季のNo.1プレイヤーではないかとも称賛されているのがアーセナルMFマルティン・ウーデゴーだ。
すっかりアーセナルの攻撃をコントロールする存在になったウーデゴーは、チャンスメイクからフィニッシュワークまでクオリティの高さを存分に披露している。相手からボールを守るのも上手く、味方が半ば強引に預けてもボールを失う機会が少ない。前線へ展開するうえでウーデゴーの存在は欠かせない。
そのウーデゴーについて、元イングランド代表DFで解説を務めるリオ・ファーディナンドはアーセナルOBのメスト・エジルとも重ねている。
「彼はモーツァルトだ。最高のエジルの生まれ変わりのように見える。彼が自分の役割に満足していて、アーセナルの主将として非常に上手く成長していることが分かる」
この発言を独『Sport1』も取り上げているが、果たしてウーデゴーは全盛期のエジルに近いところまでレベルアップしているのだろうか。
アーセナル時代に限定するならば、エジルが最も輝いたのは2015-16シーズンだろう。このシーズンはリーグ戦で6ゴール19アシストの成績を残しており、プレミアリーグを代表するアシストマシーンだったのは間違いない。
当時のアーセナルではFWオリヴィエ・ジルーが16ゴール、アレクシス・サンチェスが13ゴールを挙げており、リーグ戦を2位で終えるなど充実のシーズンを過ごしている。特にエジル、サンチェスのラインに興奮したサポーターも多いはず。
今季のウーデゴーはここまでリーグ戦で8ゴール5アシストを記録しており、当時のエジルの得点数は超えている。エジルよりもゴールを奪えるMFとも評価できそうだが、ウーデゴーは全盛期のエジルをも超えるトップ下となっていくのか。