一時は最下位に陥るも5連勝で上位へ進撃 シャビ・アロンソ監督率いるレヴァークーゼンが復活の兆し

強さを取り戻しているレヴァークーゼン photo/Getty Images

ドルトムントに敗れ連勝はストップ

昨季はブンデスリーガ3位で終了するなど、好成績を残したレヴァークーゼン。しかし前年の勢いに反して今季は開幕3連敗を喫するなど、序盤戦から黒星を重ねてしまう。一時はリーグ最下位に落ちるなど、苦しい滑り出しとなった。

それでもチームは現在9位と盛り返しており、シーズン途中に就任したシャビ・アロンソ監督の下で、下位を脱している。特に昨季終盤に続出したケガ人の影響は大きく、フロリアン・ヴィルツが長期離脱しており、24ゴールを記録したパトリック・シックも細かいケガが目立った。ジェレミー・フリンポンも昨季長期離脱するなど、コンディション面でも整うことが難しい状況だったといえる。

そんな中でヴィルツを含む離脱者が復帰し、シャビ・アロンソ監督の戦術が浸透してきたレヴァークーゼンは徐々に強さを取り戻す。ロベルト・アンドリッヒやエセキエル・パラシオスといった運動量豊富に動けるMFを軸に強固な中盤を形成。結果にも表れると、ウィンターブレイクを挟みながら5連勝を挙げている。
さらに待たれるのはエースの復活だろう。昨季は得点を量産して大ブレイクを見せたシックだが、ケガの影響で今季は離脱を繰り返し、ここまでリーグ戦11試合2ゴールと苦しい状況だ。シックやほかのFW陣が個人でも得点を積み上げることができれば、さらなる上位へと突き進めるだろう。

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