ジンチェンコと冨安で計算が立つアーセナルの左SB ユーヴェとインテルがティアニー争奪戦を繰り広げる?

出場機会が減少しているティアニー photo/Getty Images

今冬の移籍もありえるのか

リーグ戦先発出場数が今季はまだ4試合と大きく出番を減らしているアーセナルのDFキーラン・ティアニー。新戦力がチームに加入した場合、放出候補となってしまう可能性もあるようだ。
 
2019年夏にセルティックからアーセナルへと移籍した25歳のティアニー。ミケル・アルテタ監督の下で主力として活躍してきたが、DFオレクサンドル・ジンチェンコの加入やDF冨安健洋の左サイドバック起用などもあって今季は出場機会が減少している。
 
最近ではアーセナルがレアル・バジャドリードの18歳DFイバン・フレスネダを狙っているという噂も流れているが、それがティアニーの去就に影響を与えるかもしれないと伊『TUTTOmercatoWEB』は伝えている。アーセナルがフレスネダの獲得に成功した場合、ティアニーが移籍市場に出る可能性があるようで、ユヴェントスとインテルはティアニー獲得に動く準備ができているという。
 
フレスネダは右サイドバックを主戦場とする選手であり、ティアニーの去就には直接影響がないようにも思えるが、前述した冨安の左SB起用がティアニーの放出を後押しするのかもしれない。右SBをDFベン・ホワイト、冨安、フレスネダの3人、左SBをジンチェンコ、冨安の2人で回せるとなれば、ティアニーの放出も視野に入るだろう。
 
また、英『The Athletic』は、バジャドリードがフレスネダを1500万ユーロ(約21億円)で放出するかもしれないと報じており、独『transfermarkt』は、ティアニーの現在の市場価格を3000万ユーロ(約42億円)としている。アーセナルは今冬にブライトンからFWレアンドロ・トロサールを獲得しており、同じくブライトンのMFモイセス・カイセドの獲得にも動いているだけに、資金捻出という意味でもティアニーの移籍が実現する可能性は十分ありそうだ。
 
一方、ジンチェンコや冨安は負傷離脱の頻度が高い上、アルテタ監督は守備固め時のティアニーの左ウイング起用という策も見出していた。このようにまだまだアーセナルでもティアニーの需要は高いと言えるが、今後この話はどのように動いていくのか。

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