三笘は“1億ユーロ”のアタッカーになる? リヴァプール相手に魅せたマジックに称賛の声は止まない

リヴァプール戦で決勝点を挙げた三笘 photo/Getty Images

世界は認めるワールドクラスのアタッカーへ

近年は移籍金が高騰し、5000万ユーロや7000万ユーロといった額も珍しい数字ではなくなった。その領域に日本人選手も入る時がきたのかもしれない。

称賛の声が止まないのは、ブライトンFW三笘薫だ。

ブライトンは29日にFA杯4回戦でリヴァプールと対戦し、後半アディショナルタイムに三笘が決勝ゴールを決めて2-1と勝利を収めた。三笘のゴールは芸術的と言えるもので、左サイドから上げられたクロスを華麗にトラップすると、ボレーシュートを放つと見せかけて相手DFをかわし、最後はゴール上隅へとシュートを叩き込んでみせた。トラップ、キックフェイントのアイディアなど、あそこで冷静にあのプレイを選択できるのは見事だ。
現地サポーターからも称賛の嵐だ。英『Daily Mai』がさっそく三笘への称賛の声を取り上げているが、SNSでは三笘の移籍金が高騰することを予感させる意見も寄せられている。

「三笘のマジックだ」

「三笘はこの2週間でアーノルドに深刻なダメージを与えたね」

「今の三笘は1億ユーロの領域にいる選手だ」

当初はブライトンのサポーターも縦に速いドリブラーとの印象を抱いていたかもしれないが、ここ1カ月ほどでその印象は大きく変わったはずだ。レスター・シティ戦で見せたカットインからのミドルシュート、守備時の1対1の対応力、組み立てにも参加できる柔軟性、そして今回のリヴァプール戦で見せたゴール前でのアイディアとテクニック。

やはりアタッカーは得点やアシストを重ねることで評価は上がっていく。1億ユーロの議論はさすがに時期尚早かもしれないが、三笘の移籍金が上がっていくのは間違いない。世界が認めるワールドクラスのアタッカーとの評価を得るのも時間の問題か。

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