主力としてプレイしていたわけではないが、昨年のFIFAワールドカップ・カタール大会を制したアルゼンチン代表にはアメリカ・MLSでプレイする選手もメンバーに入っていた。
その選手とは、昨年よりアメリカのアトランタ・ユナイテッドでプレイする21歳のFWティアゴ・アルマダだ。
アルゼンチン国内のベレス・サルスフィエルドのアカデミーで育ったアルマダは欧州のクラブからも注目されていたが、2022年に選んだ移籍先はアメリカだった。そのアルマダがアルゼンチン代表メンバーとしてカタール大会を戦うことになり、これにMLS側は1つの手応えを得たようだ。
米『ESPN』によると、MLSのコミッショナーを務めるドン・ガーバー氏はMLSでプレイすることが代表入りへの障害になるわけではないと語っており、アルマダのアルゼンチン代表入りにもMLSの成長ぶりを感じたようだ。
「何年も前なら、MLSでプレイしている選手がワールドカップへ向かうことはなかった。数年前まで代表チームの監督は、MLSでプレイするなら代表チームに選ばないと言ってきたはずだ。今やこれは大きく変わった。今では我々のゲームは各国代表によってチェックされている」
2026年にはアメリカ、カナダ、メキシコの3国共催でのワールドカップが予定されている。この大会へ向けてMLSもますます力を入れていくはずで、3年半後の本大会を迎える頃にはMLSの評価はさらに上がっているかもしれない。