デンベレほど究極の“両利き”アタッカーはいたか シャビの下でガラスの才能は目覚めた

ソシエダ戦で決勝ゴールを決めたデンベレ photo/Getty Images

左右で得点数がほとんど変わらない

シャビ・エルナンデスがバルセロナの指揮官に就任して以降、最も変わったのはFWウスマン・デンベレかもしれない。怪我の多さからガラスの天才アタッカーと言われることもあったが、昨季後半戦から今季にかけては大きな怪我もなくフル稼働している。

その才能は本物だ。今季もリーグ戦では5ゴール5アシストを記録しており、25日に行われたレアル・ソシエダとのスペイン国王杯・準々決勝でもスピードに乗った突破から決勝ゴールを決めてみせた。

英『Squawka』が注目したのは、両足の精度だ。デンベレはソシエダ戦のゴールがバルセロナでの通算40ゴール目だったが、内訳は右足で18点、左足で21点、頭で1点と紹介されている。デンベレに関しては利き足が分からないほど両足を使うのが上手く、これは相手DFにとっても読みづらい。
武器の1つであるドリブルにも『両利き』ぶりは表れており、右足と左足を巧みに使ってDFを惑わせてくる。それに加えてスピードもあるため、ドリブルの質では同じフランス代表のキリアン・ムバッペにも負けないレベルにあると言っても大袈裟ではないだろう。

ハフィーニャやフェラン・トーレスなどバルセロナは多くのアタッカー補強に動いてきたが、デンベレの序列に変わりはない。怪我の影響で評価が上がらないところがあったが、デンベレも間違いなく天才肌のアタッカーだ。

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