勝ち点剥奪もアッレグリはチームを賞賛「選手たちは責任を持ち、真剣に取り組む姿勢を示してくれた」

同点ゴールに喜びを表したアッレグリ監督 photo/Getty Images

勝ち点剥奪により10位に後退したユヴェントス

ユヴェントスのマッシミリアーノ・アッレグリ監督が、チームのパフォーマンスを称えた。

コロナ禍の経費削減を目的とした虚偽の会計処理や不正なキャピタルゲインなどにより、勝ち点15を剥奪される重い処分を受け、3位から10位に後退したユヴェントス。22日に行われたセリエA第19節では、好調のアタランタと対戦した。

ユヴェントスは試合開始4分に失点するも、前半25分にFWアンヘル・ディ・マリアがPKを決め、同点とする。さらに34分にはFW アルカディウシュ・ミリクのゴールで逆転に成功した。前半終了時点では2-1とリードしたユヴェントスだったが、後半に2失点し、再逆転される。しかし後半65分にはDFダニーロが得点し、試合を振り出しに戻した。その後スコアは動かないまま3-3のドローに終わった。
試合後、アッレグリ監督は難しい状況でありながら、意地を見せたチームを称賛した。英メディア『football Italia』が報じている。

「選手たちはアタランタ相手に、とても良いプレイを見せてくれた。多くのプレッシャーがあった2日間を経て、集中するのは簡単ではなかっただろう。それでも、選手たちは責任を持ち、真剣に取り組む姿勢を示してくれた。いきなり10位になり、心理的には、自分たちがやってきたことを奪われたようなものだが、同じレベルのプライドを見せ続けるつもりだ」

「CLに出場するための勝ち点は70か71くらいだろう。それは厳しい。しかし落ち着いて仕事を続けなければならない。1週間でエネルギーを補給して、そこからはモンツァ戦、コッパ・イタリア、ELが待っている。今の時点で、自分たちが何を達成できるか考えるのは難しい」

勝ち点剥奪の処分を受け、現在9位とCL圏内に入ることは現実的に難しい。しかしコッパ・イタリア、ELのタイトルはまだ残っている。2つのタイトルを獲得するためには、今まで以上にギアをあげていく必要があるだろう。

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