チャンス創出数はデ・ブライネにも迫るのに…… 今季のB・フェルナンデスは“1アシスト”留まり

プレイや動き自体に問題はないはず photo/Getty Images

B・フェルナンデスのゴールやアシストはもっと多くてもおかしくない

現在プレミアリーグでアシスト数トップに立っているのは、14試合で9アシストを記録しているマンチェスター・シティのMFケビン・デ・ブライネだ。宿敵マンチェスター・ユナイテッドのMFブルーノ・フェルナンデスも、彼に次ぐほど多くのチャンスを生み出しているが、アシスト数はわずかに1となっている。
 
2020-21シーズンにはマンUでリーグ戦18ゴール12アシストという驚異的な成績を残したB・フェルナンデス。今季は14試合で2ゴール1アシストという成績に留まっているが、攻撃における最大のキーマンであることに変わりはない。
 
さらにB・フェルナンデスは、ワールドカップ・カタール大会にもポルトガル代表の一員として参戦しており、4試合の出場で2ゴール3アシストを記録。彼の調子に問題がないことは明らかであり、シーズン後半戦の活躍にも期待がかかる。
 
そんなB・フェルナンデスについて、英『Manchester Evening News』は、好パフォーマンスを見せているにもかかわらず相応の評価を得られていないと主張しており、アシスト数とチャンスメイク数が釣り合っていない点を指摘している。
 
現在アシスト数リーグトップのデ・ブライネは、ここまで出場した14試合でビッグチャンスクリエイト数14回、キーパス数48本を記録している。これはどちらもリーグトップの数字となっている。
 
一方、まだ1アシストのみのB・フェルナンデスは、14試合でビッグチャンスクリエイト数10回、キーパス数37本を記録。前者がデ・ブライネに次ぐリーグ2位の数字、後者はリーグ4位の数字であり、作り出しているチャンスの量はリーグ屈指であることが見て取れる。
 
こうなると考えられるのは、マンUのフィニッシュの質の低さだが、チームメイトのMFクリスティアン・エリクセンは同様の条件で5アシストを記録している。リズムの違いや相性の良し悪しはあるかもしれないが、チームメイトの質の低さを言い訳にすることはできないだろう。
 
そういった意味では、すでに退団したFWクリスティアーノ・ロナウドとB・フェルナンデスの相性が良くないという説は有力かもしれない。B・フェルナンデスのアシスト数がここから伸びていくかどうかは、シーズン後半戦の注目ポイントの一つとなりそうだ(データは『SofaScore』より)。

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