「過剰な敬意は必要ない」「死に物狂いで戦う」 対ムバッペに闘志燃やすウォーカー。CLの再現となるか

フランス戦での活躍が期待されるカイル・ウォーカー photo/Getty images

ウォーカーが経験の差で勝利するか

2022年のFIFAワールドカップ・カタール大会もラウンド8まで進んだ。全4カードはどれも魅力的で、どちらが勝つのか全く予想がつかない。

その中でもとくに注目なのはイングランド対フランスだ。共にグループステージを首位通過しており、ラウンド16でも圧倒的な強さを見せた。

フランスの魅力はその攻撃陣で、カリム・ベンゼマ不在でもここまでの4試合で9ゴール挙げている。左のキリアン・ムバッペ、右にウスマン・デンベレ、中央のオリヴィエ・ジルーからなるこの3トップにはポーランド代表もお手上げだった。
対するイングランドはここまでの4試合で失点がわずかに2と少ない。ラウンド16ではセネガル相手にクリーンシートを達成した。

イングランドにはマンチェスター・シティのカイル・ウォーカーがおり、その快足を武器にあらゆる攻撃を防ぐ。クラブではムバッペをCLで完封しており、W杯でもその活躍が期待されている。

「自分が何をすべきか理解しているし、それは彼をとめることだ。自分を過小評価するつもりはない」

「彼に敬意を払わなければならないが、過剰な敬意は必要ない。確かにタフなゲームになるだろうけど、チームというのは一人の人間だけでは成り立たないのだ。レッドーカーペットを敷いて「点を取れ」というつもりはない。死に物狂いで戦うさ」

英『Manchester Evening News』ではウォーカーが、対ムバッペに向けて闘志を燃やしている。モチベーションは十分なようで、期待されているパフォーマンスを披露するだろう。

ウォーカーのフランス戦でのパフォーマンスは今後のシティにも関わってくることだ。ウォーカーは今も昔も欠かせない守備者だが、近年は怪我での離脱が目立っており、今季もシーズン前半戦の約半分を欠場している。W杯の出場もギリギリであり、コンディション状態が不安視されている。以前のようにムバッペを封じ込められればいいが、もし難しいようならシティはサイドバックの獲得を検討する必要がある。

カタールW杯で最も鋭いドリブルを持つムバッペ対最も対人性能の高いウォーカーが激突する一戦は11日に予定されている。勝てばベスト4であり、両者の活躍に期待だ。

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