3年前は“7部相当”で武者修行していた男がW杯の舞台へ マネ離脱のセネガル攻撃陣で注目される22歳の才能

今は2部のシェフィールドで主力になったエンジアイ photo/Getty Images

W杯では無名の若手アタッカーがヒットすることもある

アフリカ勢の中で最も期待できると評判だったセネガル代表に衝撃が走った。エースのサディオ・マネが負傷で離脱することになり、セネガルは絶対的なリーダーを失った状態でカタール大会を戦うことになる。

マネは前線の中心だったため、穴を埋めるのは簡単ではないだろう。期待したいのは、若手アタッカーのブレイクだ。

英『The Sun』が注目したのは、イングランド2部のシェフィールド・ユナイテッドでプレイする22歳のFWイリマン・エンジアイだ。
攻撃的MF、最前線にも入るエンジアイについて、同メディアは「3年でサンデーリーグからW杯へ驚異的な成長を遂げた」と取り上げる。

というのも、エンジアイは2019-20シーズンにシェフィールドからイングランドの7部相当にあたるノーザンプレミアリーグのハイド・ユナイテッドにレンタル移籍していた経歴の持ち主だ。スター街道を歩んできたタイプではなく、地道に経験を積んできたタイプと言える。

シェフィールドの主力になったのは昨季のことで、昨季は2部で7ゴール、そして今季はここまで9ゴールを奪っている。そこから今年6月のセネガル代表デビューに繋がることになり、まだ2試合しか代表戦に出ていない新星だ。

トップレベルでの経験はほとんどないが、ワールドカップでは予想外の若手がブレイクすることもある。マネに代わって前線をリードする選手の登場に期待したいところで、次世代のアフリカサッカー界を引っ張る存在を待っている。

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