2戦連続トップ下起用のマクトミネイがマンUのジョーカーになっていく? パワフルかつ積極的なゴール前への飛び出しが光る

カラバオカップのアストン・ヴィラ戦ではゴールも決めた photo/Getty Images

エリクセンやカゼミロとボランチのポジションを争うマクトミネイ

MFスコット・マクトミネイがマンチェスター・ユナイテッドの攻撃の切り札となっていくかもしれない。
 
14日に行われたプレミアリーグ第16節フラム戦で、FWアントニー・エランガに代わって55分から途中出場したマクトミネイ。トップ下にいたMFブルーノ・フェルナンデスが右サイドへとポジションを移し、マクトミネイはトップ下へと入った。
 
しかし、61分にフラムに同点ゴールを許すと、エリック・テン・ハーグ監督は数分後にMFクリスティアン・エリクセンとマクトミネイのポジションを入れ替えている。英『Manchester Evening News』によれば、マクトミネイを最初にトップ下に配置した意図について、試合後にこのように語っている。
 
「試合の流れが少し変化しているようにも見えたから、中盤に少しパワーをもたらしたいと思った。木曜日(現地時間10日)に見たスコットには、ボールを奪う動き、パワフルな動き、そして前線への飛び出しがあったし、彼がボックス内に侵入した時に一度良いチャンスがあったと思う。それが私の最初のアイデアだった」
 
テン・ハーグ監督が言及しているのはカラバオカップのアストン・ヴィラ戦であり、この試合でもマクトミネイは試合終盤からトップ下を務めていた。89分にはエリクセンの縦パスから軽やかなターンを見せ、クロスバー直撃のシュートを放っており、後半アディショナルタイムには見事動き出しから相手DFの背後を取り、FWアレハンドロ・ガルナチョのクロスに合わせてチーム4ゴール目を決めていた。
 
今回のフラム戦では、トップ下としては印象的なプレイを見せられなかったものの、ボランチにポジションを変えてからも積極的にゴール前へ飛び出した。実際、左サイドからのクロスに合わせて2度のヘディングシュートを放っている。
 
テン・ハーグ監督は今後も攻撃に厚みを持たせたい時のオプションとして、マクトミネイの起用を検討していくことになるだろう。

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