ビッグロンドン・ダービーも制した
6日に行われたプレミアリーグ第15節チェルシー戦で0-1の勝利をあげ、プレミアリーグ首位を維持したアーセナル。ミケル・アルテタ監督は今回の勝利により、自らの率いるチームが本格的に優勝争いに加わっていると自覚したようだ。
昨季のプレミアリーグ王者シティと勝ち点差2で首位争いを繰り広げている今季のアーセナル。一足先にシティが勝ち点3を積み上げていたこともあり、チェルシーから勝利を奪えなければ首位陥落という難しい状況だった。
試合はアーセナルが優位に進める展開となったが、なかなかゴールを奪うことができず。それでも63分にDFガブリエウ・マガリャンイスがコーナーキックから先制ゴールを決め、結果的にこれが決勝点となった。
英『Daily Mail』によれば、アルテタ監督は試合後に今回の勝利について言及しており、今のアーセナルが優勝争いに絡むだけの資格があることを認めている。しかし、優勝争いのライバルであるシティが、長期に渡って結果を残してきたチームであることも忘れてはいけないと考えているようだ。
「我々は今日、(優勝)争いの中にいる。でもフットボールは今日と明日で状況が一変する。だから今夜は(勝利の余韻を)楽しもう」
「素晴らしかったのは、チームが新たな一歩を踏み出したことだ。首位の座を奪われてプレッシャーがかかっていた」
「ここでも勝つために準備をしてきたが、ここで勝つというのがまた別のストーリーだというのは理解している。彼らがその一歩を踏み出したのだから、本当にうれしいよ」
「この6年間でマンチェスター・シティがやってきたことを見てほしい。世界最高の監督がいるし、世界最高のチームだ。彼らはすべての大会で一貫してそれを示してきた。僕たちはそのことをとてもとても尊重しなければならない」
「我々はチームとして格段に良くなっているし、競争も激しくなっている。今は本当に良い結果が出ているが、この戦いはまだまだ長い…(マラソンだ)」
アーセナルの指揮官に就任するまではシティでコーチを務めていたということもあり、アルテタ監督は彼らが持っている“シーズンを通して勝ち続ける強さ”を嫌というほど理解しているのだろう。アーセナルはシティに負けじと、今後も勝ち続けていくことができるか。