前半戦のマンUはシティ以外のビッグ6に負けなし 取りこぼしが少なければ一気に近づくトップ4フィニッシュ

雰囲気の良さも時折垣間見える photo/Getty Images

良いサッカーを見せている今季のマンU

23日に行われたチェルシー戦を1-1のドローで終えたマンチェスター・ユナイテッド。彼らは一足先にシーズン前半に予定されていたビッグ6との対戦を全て終えており、悪くない成績を残している。
 
エリック・テン・ハーグ監督の指揮の下、新体制1年目を戦っている今季のマンU。開幕2連敗を喫するなど当初は困難なシーズンを送ることも予想されたが、第3節リヴァプール戦は2-1で勝利をゲット。ここから彼らは盛り返していき、第6節では現在リーグ首位のアーセナルを3-1で下している。
 
しかし、代表ウィーク明け最初の試合となった今月2日のマンチェスター・シティ戦は6-3で大敗。昨季のプレミアリーグ王者相手には全く歯が立たず、リーグ戦連勝記録も4でストップした。
 
それでも先日行われたトッテナム戦は2-0で勝利しており、直近のチェルシー戦もMFカゼミロの劇的な同点ゴールでなんとか引き分けている。これにより、シーズン前半のビッグ6との対戦成績は3勝1分1敗となった。
 
テン・ハーグ監督率いる今季のマンUは結果だけでなく試合内容も日を追うごとに良くなっており、シーズン後半のビッグ6戦にも期待が持てる。その一方、シティ以外のビッグ6との対戦時に多少の追い風が吹いていたことも忘れてはいけない。
 
リヴァプールはマンUと対戦した当時、MFチアゴ・アルカンタラを始めとする多くの怪我人を抱えており、アーセナルはMFトーマス・パルティ、トッテナムはFWデヤン・クルゼフスキやFWリシャルリソン、チェルシーはDFリース・ジェイムズやMFエンゴロ・カンテなどといったキーマンを欠いていた。マンUにも負傷者がいなかった訳ではないが、比較的ベストメンバーで彼らと戦うことができた。
 
とは言え、3位トッテナムや4位ニューカッスル・ユナイテッドより消化試合数が1少ない中、マンUが勝ち点20で6位に立っていることも事実。残るシーズン前半の試合は中堅クラブや昇格組との対戦がほとんどとなっており、ここで極力取りこぼさなければ、昨季は達成できなかったトップ4フィニッシュも十分視野に入るだろう。

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