1月のユーヴェ退団説が浮上していたボヌッチ 一転して契約延長が噂に上るなど収束の気配

ボヌッチはユーヴェ残留となるのか photo/Getty Images

トッテナム行きが実現すればアントニオ・コンテ監督と再会することになるが……

冬の移籍市場でトッテナムに移籍するのではないかという噂があがっていたユヴェントスのDFレオナルド・ボヌッチ。マッシミリアーノ・アッレグリ監督との不仲も囁かれていたが、この問題はひとまず収束の気配を見せている。
 
チャンピオンズリーグでは4戦3敗、リーグ戦でも第9節まではわずか3勝しかあげられないなど、スタートダッシュに失敗してしまった今季のユヴェントス。35歳のボヌッチもベストとは言えないパフォーマンスが続いており、ベンチスタートとなった試合もちらほら。最近では、0-1の勝利をあげた16日のトリノ戦でスタメンから外れていた。
 
伊『Il Giorno』のジャーナリスト、ジュリオ・モラ氏はボヌッチとアッレグリ監督の関係が破綻していることや、ボヌッチが退団を求めていることを今週初めにSNSを通じて発信。1月にトッテナム行きとなる可能性があることも併せて伝えていた。
 
このような経緯もあり、アッレグリ監督は22日のエンポリ戦前にボヌッチとの関係について言及。英『Football Italia』によれば、彼はこのようなコメントを残している。
 
「レオナルドはチームのキャプテンであり、他の選手と同様に私がマネジメントしなければならない個性豊かな選手だ」
 
「プレイしようがしまいが、彼は重要な選手だ。それは誰しもが通る道だが、35歳になると20歳の時に持っていたようエネルギーはない」
 
「ある程度の年齢に達すれば誰しもそうなる。私の下には幸運にも6人のディフェンダーがおり、ローテーションすることができる。レオは責任感や付加価値を持つ男だから、プレイしようがしまいが彼といられるだけで私は幸せだ」
 
実際にボヌッチは22日のエンポリ戦でスタメン起用されており、2試合連続のベンチスタートを免れている。負傷が危ぶまれる場面もありながらフル出場を果たし、4-0の勝利に貢献した。
 
また、伊『CalcioMercato』によれば、ユーヴェとボヌッチは2024年6月末となっている現行契約を1年延長することについて話し合っている模様。同メディアはこれについて、「ボヌッチにはトリノでキャリアを続けたいという意志がある」と指摘している。
 
エンポリ戦を終えた後、ボヌッチは「前へ。(勝ち点)+3」というコメントと共に、エンポリ戦の勝利をチームメイトや観客と分かち合っている写真をSNSに投稿。白と黒の2つのハートが文章の後に添えられていることもあり、やはり彼の気持ちはまだユーヴェにあるのかもしれない。

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