「パワフルで賢く勇敢な選手」とアルテタが絶賛 直近3試合で2G1A、新加入MFはウーデゴーを越えるか

アーセナルで輝くファビオ・ビエイラ photo/Getty images

アタッキングサードでのアイデアとクオリティが優れている

今季のアーセナルはプレミアリーグとELを並行して戦っており、どちらのコンペティションも非常に順調だ。リーグ戦では未だ1敗のみで首位を維持しており、ELでは2連勝と幸先良いスタートを切った。

プレミアでは週末にリヴァプールとの大一番を控えており、ELボデ/グリムト戦は控え中心のメンバー構成になっている。日本代表の冨安健洋も先発フル出場しており、ミケル・アルテタはバックアッパーに出場機会を与えた。その中で光る存在だったのが、中盤で先発しゴールを奪ったMFファビオ・ビエイラだ。

ポルトガルのフル代表に招集された経験はないが、プリメイラリーガのポルトで評価を高めアーセナルにやってきたビエイラ。獲得にかかった費用は総額4000万ユーロとされており、高額な移籍金がビエイラに支払われた。しかし怪我でプレシーズンのトレーニングに参加できず出遅れ、リーグでの初先発は9月18日ブレントフォード戦とかなり遅い。
それでもビエイラの評価は低いどころか高く、先発となったボデ/グリムト戦では1ゴール1アシストを記録。マルティン・ウーデゴーの代わりに中盤に入り、攻撃面で違いを見せた。スタッツが素晴らしく、フルタイム出場でパス成功率は100%を記録。キーパス3本を供給し2度のビッグチャンスを生み出した。

「彼がボックス内でプレイするたびにクオリティの高さが分かる。本当にパワフルで、賢く勇敢な選手だ」

3-0で勝利したボデ/グリムト戦後指揮官であるミケル・アルテタは英『football.london』にてビエイラへの印象を語っている。高く評価しており、経験の浅いビエイラをポルトから高額な移籍金を費やして獲得した理由が分かる。

これでビエイラは直近3試合で2ゴール1アシストの大活躍だ。得点力、チャンスメイク力はポジションを争うウーデゴーに匹敵するものを持っており、ボデ/グリムト戦では併用される場面もあった。試合を重ねるごとにパフォーマンスを上げており、これからどのような活躍を披露するのか注目したい(データは『SofaScore』より)。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.292 最強ボランチは誰だ

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:コラム

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ