敵将はペップ・シティを「世界最高のチーム」と認める ラストピース獲得したプレミア王者は念願のCL制覇なるのか

今季こそマンチェスター・シティは念願を叶えられるか photo/Getty images

今度こそ優勝か?

プレミアリーグでは直近5シーズンで4度優勝とイングランドでは圧倒的な成績を残しているマンチェスター・シティ。実際にリーグ戦は現在連覇中であり、今季も優勝となれば3連覇だ。崩れることなく長いシーズンを戦えるチームであり、3連覇、4連覇と一時代を築くことも。

そんなシティが獲得できていないタイトルがCLの優勝であり、一昨季は決勝、昨季は準決勝といいところまでは進むがあと一歩足りない。昨季もラウンド4でその年の王者であるレアル・マドリードと対戦し、1stレグは4-3で勝利したが、2ndレグは1-3で敗れてしまった。2試合目は終盤までリードしていたが、わずか2分で2ゴール奪われ、延長で敗れている。

近年安定して成績を残してきたシティの弱点は明確であり、それは決定力の低さだ。チャンスは作るが大事な場面で決められないチームがシティで、レアル戦でも相手を突き放すチャンスはいくらでもあった。が、それを逃し続けファイナルへの切符を逃した。
今季のシティはその決定力を手に入れた。ボルシア・ドルトムントからアーリング・ハーランドを獲得したのだ。夏に加わった22歳のストライカーは決定力の塊のような存在であり、今季は12試合で19ゴール3アシストの大暴れだ。公式戦では9試合連続得点中で、シティもハーランドの貢献で勝ち続けており、リヴァプールとのコミュニティシールド以来負けがない。

「ここ2、3年、シティはCLで優勝すると思っていたが、彼らにはハーランドがいなかった。彼がジグソーパズルのラストピースなんだ」

英『Daily Mail』ではマンチェスター・ユナイテッドのOBであるリオ・ファーディナンド氏はシティがCLを優勝できると語り、ハーランドをラストピースと呼んで称賛している。実際に今季そのラストピースがハマったと感じるシーンは多く、攻撃力は数倍以上になった。

「我々は今世界で最高のチームと対戦したことを受け入れる必要がある」

英『The Athletic』ではCLにてシティ相手に0-5で敗れたコペンハーゲンの指揮官であるヤコブ・ニーストルップ氏がこのようなコメントを残している。シティを世界最高のチームと表現しており、それほどインパクトが強かったのだろうか。

カイル・ウォーカーの不在など不安要素はあるが、今季のシティはハーランドの加入で成熟したチームとなった。明確な得点源がいてそこにボールを届ける方向はいくらである。各ポジションに豊富なタレントが揃っており、今季こそビッグイヤーを獲得するのだろうか。

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