攻撃陣の層に厚みが増してきた札幌 川崎撃破で4戦無敗と勢い増す要因に

シャビエルらの活躍が大きい photo/Getty Images

シャビエルや小柏が躍動

J1第31節で川崎フロンターレに勝利してJ1残留を大きく近づけた北海道コンサドーレ札幌。川崎撃破の要因となったのは、復調傾向にある戦力による上積みが大きいだろう。

1点をリードされた札幌だが、ルーカス・フェルナンデスと興梠慎三の得点で逆転する。後半に一度は2-3と逆転されるものの、83分にフェルナンデスの突破からのクロスボールにガブリエル・シャビエルが頭で合わせてゴールネットを揺らし、同点に追いつく。

さらに橘田健人の退場によって1人少なくなった川崎。そんな相手に対して後半アディショナルタイムには途中出場のキム・ゴンヒのパスを受けた小柏剛が得意な形からゴールを決め、勝利を勝ち取った。
前回対戦では2-5と大敗した川崎戦だったが、この試合で札幌は離脱者が多く攻撃陣の層は薄かった。興梠、駒井善成、青木亮太の前線で、サブにもFWはドウグラス・オリヴェイラのみと苦しい状況だった当時と比べて、夏に加入したキムや復活したシャビエル、小柏らが躍動し、大きな勝点3を獲得。これで札幌はセレッソ大阪戦から4試合無敗で11位となり、さらに来季につながるチームの厚みを見せている。

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