「格差は思っていたよりも大きい」とユナイテッドOBが嘆き節 16-17シーズンから進み続けるシティに追いつくことは可能?

エリック・テン・ハーグはこの格差を埋めるために招聘された photo/Getty images

テン・ハーグ政権初のダービーは大敗に終わってしまった

プレミアリーグを代表するダービーの一つであるマンチェスター・ダービー。マンチェスター・シティ対マンチェスター・ユナイテッドの一戦は常に盛り上がりを見せており、2日に行われたゲームも注目度の高いものだった。

近年の両チームの成績でいえばシティが圧倒的に優秀だ。リーグ戦では直近5シーズンで4度タイトルを獲得しており、今季優勝となれば3連覇だ。CLではベスト8の鬼門を突破できるようになっており、決勝に進出することも。

対するユナイテッドはここ5年でリーグタイトルはゼロ。最後にリーグ戦を制したのは12-13シーズンにまでさかのぼる。CLに出場できないシーズンもあり、シティとは真逆の成績を残すことに。
それでもポゼッションスタイルを持つシティに対してカウンターを強みとするユナイテッドは相性が良かった。実際に2021年3月8日プレミア第27節(0-2〇)、2020年3月9日第29(2-0〇)のように勝てる試合はあり、2021年のゲームはシティの連勝記録を止めている。ダービーとなれば天敵になれるチームであった。

しかし2日に行われたプレミア第9節では前半だけでシティが4点のリードを得ており、ユナイテッドが後半3点返したが、最終的には6-3でシティの快勝となった。以前まではカウンターから怖さを見せられていたが、シティ戦では高速カウンターを完結させることができず両チームの力の差はより明確になった。

「両チームの格差は思っていたよりも大きい」

試合後ユナイテッドのOBであるリオ・ファーディナンド氏が自身のSNSにてダービーをこのように振り返っている。前半だけで4点差は誰も予想していなかった展開であり、最初の45分で試合は決まってしまった。

具体的な差でいえば両チームが行ったハイプレスだろう。ハイプレスは近年ビッグマッチで重要視される戦術の一つであり、ハイプレスから相手のビルドアップを封じることで優位に立つことができる。シティはハイプレスを仕掛けダビド・デ・ヘアにルーズボールを蹴らせてそれを回収することで主導源を握った。しかしユナイテッドはエデルソン・モラレスにハイプレスをかけることはせず、ボールを回収できずにズルズルと自陣に下がっている。エリック・テン・ハーグからの指示なのかも知れないが、ユナイテッドはボールの取りどころがなく、前半は常に押し込まれていた。

この差を埋めるには時間が必要になる。テン・ハーグが求める人材を各ポジションに配置するのも重要であり、指揮官の考えをチームに浸透させなければならない。ジョゼップ・グアルディオラはシティに16-17シーズンから在籍しており、進み続けるシティにユナイテッドは追い付けるのだろうか。

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