ローマ加入でモウリーニョと3度目の共闘を果たしているマティッチ 今夏に下した決断の理由を明かす

ローマ移籍の心境を語った photo/Getty Images

セリエA初挑戦となったマティッチ

昨季限りでマンチェスター・ユナイテッドを退団し、ローマへと加入した34歳のMFネマニャ・マティッチ。マンUでもある程度の存在感を見せていた彼だが、より多くの出場機会を求めたことがこの移籍を決断した理由だったようだ。
 
2017年夏にチェルシーからマンUへと移籍して以降、5シーズンに渡ってオールド・トラッフォードでプレイしてきたマティッチ。加入1年目はチェルシーで苦楽を共にしたジョゼ・モウリーニョ監督が指揮官を務めており、リーグ戦35試合で先発起用されるなどいきなり主力の座を掴むことに成功した。
 
しかし、モウリーニョ監督が解任された2018-19シーズン以降は出番を減らし、2020-21シーズンのリーグ戦先発出場数はわずか12試合に。シーズン途中に指揮官が交代した昨季も16試合に留まっている。
 
そしてマンUとの契約が昨季限りで満了となったマティッチは、恩師モウリーニョ監督が率いるローマを新天地に選んだ。シーズン開幕からここまではセリエAとヨーロッパリーグの9試合全てに出場しており、そのうち7試合は先発出場となっている。
 
現時点ではローマ行きの選択が正解だったと言えそうなマティッチ。彼は今夏の決断について自らの想いを英『The Times』で明かしており、そこで残したこのようなコメントが、英『The Mirror』で取り上げられている。
 
「僕には新しい挑戦が必要だった。サッカーを始めたのはお金のためではなく、ピッチにいることが楽しかったからだ」
 
「もっとプレイしたかったから、ジョゼから電話がかかってきた時、自分は正しい決断をしたんだと確信したよ」
 
FWパウロ・ディバラなど数名のタレントが加入したこともあり、今季のローマは戦力がかなり充実している。2年連続のタイトル獲得も現実的な目標となるが、そこに向けてマティッチはどのような貢献を見せていくのか。

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