マンUの次の相手は“モルドバのジャイアント・キラー” 負けも十分にありえるEL第2戦

ソシエダ戦のリベンジを果たせるか photo/Getty Images

2連敗は回避したいマンU

ヨーロッパリーグ・グループE第1節レアル・ソシエダ戦で、連勝記録を途絶えさせてしまったマンチェスター・ユナイテッド。プレミアリーグ延期の影響で予定されていたクリスタル・パレス戦をこなすことなくEL第2節シェリフ・ティラスポリ戦を迎えるが、足下を救われる可能性も大いにありそうだ。

モルドバの名門クラブであるシェリフ・ティラスポリは、昨季初のチャンピオンズリーグ本戦出場を達成。レアル・マドリード、インテル、シャフタール・ドネツクといった強豪が揃うグループDに振り分けられ、草刈り場になるかと思われた。

しかし、シェリフ・ティラスポリは初戦のシャフタール・ドネツク戦で2-0の金星をあげ、続くレアル・マドリード戦でも1-2で勝利するという大波乱を起こす。そこから勝ち星をあげることはできなかったものの、グループステージ最終戦のアウェイ・シャフタール・ドネツク戦を引き分け、グループ内順位を3位で終える健闘ぶりを見せた。

英『Manchester Evening News』は、シェリフ・ティラスポリを“ジャイアント・キラー”と紹介しており、彼らはチャンスがあれば番狂わせを巻き起こすことができると指摘。マンUはこの点を警戒しなければならないと伝えている。

さらに、同メディアはエリック・テン・ハーグ監督の志向するポゼッションサッカーがまだ発展途上であることも不安要素としてあげている。シェリフ・ティラスポリが作る安定した低い位置でのブロックに対して、質の高いチャンスを作るのに苦労するかもしれないと主張している。

実際マンUは、勝利したリヴァプール戦やアーセナル戦でほとんどのゴールをカウンターから決めている。そして敗戦したブライトン戦、ブレントフォード戦、レアル・ソシエダ戦はいずれもマンUがボールポゼッションで上回っている。

ボールを持たされる展開を苦手としているマンUに対し、当然シェリフ・ティラスポリもその弱みを突いてくるはず。ここで負ければEL2連敗となり、グループステージ敗退の危機にも陥るが、逆にこの試合を課題を克服するきっかけにできれば理想的だろう。

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