4試合で6ゴール、キャリア通算13度目のハットトリック ハーランドはサラーの“32ゴール”を越えるのか

早くも6ゴールを決めているアーリング・ハーランド photo/Getty images

可能性を感じさせるパフォーマンスは披露している

3節でニューカッスル相手に引き分けるも、ここまで3勝1分で無敗をキープしているマンチェスター・シティ。直近のクリスタル・パレス戦も2点ビハインドを巻き返し、結局は4-2での快勝となった。

今季のシティで存在感を披露しているのは間違いなく新加入のアーリング・ハーランドだろう。ボルシア・ドルトムントからやってきたストライカーで、移籍後4試合で6ゴールの大暴れだ。4節終了時点では得点ランキング首位であり、怪我での離脱がなければ数字を伸ばし続けるだろう。

英『talk SPORT』では今季のプレミアの得点王争いについて議論しており、元トッテナムのジェイミー・オハラ氏はハリー・ケインを、元アストン・ヴィラのガブリエル・アグボンラホール氏はアーリング・ハーランドが得点王に輝くと主張している。さらに「彼はシーズンでのゴール記録を破ることになる」と17-18シーズンにリヴァプールのモハメド・サラーが記録した32ゴールの大記録を更新できると期待を寄せている。
ハーランドはここまでの4試合で6ゴールと期待通りの活躍を見せている。ニューカッスル戦、パレス戦ではチームに勝ち点をもたらす貴重なゴールであり、近年のシティにはない圧倒的な得点力を持っている。データサイト『SofaScore』によればハーランドは9本の枠内シュートで6ゴールを挙げている。ハーランドと同じ、もしくはそれ以上の枠内シュートを記録しているのはアンソニー・ゴードン(11本)、アレクサンダル・ミトロビッチ(10本)、ケイン(9本)の3人だが、ゴールに結びついた数はハーランドがトップである。

得点のバリエーションの豊富さもここまでゴールを量産できている要因だといえる。ボックス内でのワンタッチシュート、裏への抜け出しがここまでの主なパターンであり、とくに抜け出しは強力だ。パサーとして優秀なケビン・デ・ブライネがパートナーであり、パレス戦では2人のDFに囲まれたが、問題なくゴールを決めている。

ハーランドの得点量産は周りのサポート力の高さにも関係している。決定的なチャンスを生み出すキーパス数のトップは15本のサラーがトップで、2位に14本のデ・ブライネがいる。トップ20でいえば8位に10本のイルカイ・ギュンドアン、16位に8本のベルナルド・シウバがおり、上位20人に同じクラブの選手が3人以上いるのはシティとトッテナムだけだ。

英『THE SPORTSMAN』によると、パレス戦でのハットトリックはキャリア通算13度目のものとなったようだ。22歳の選手だが、ゴールを量産し続けており、近年のシティに足りなかったラストピースはハーランドで間違いない。

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