古巣アーセナルの前に立ちはだかったレノ セーブ数はラムズデールの3倍を記録

好セーブで古巣を苦しめた photo/Getty Images

2試合連続出場となったレノ

今夏にアーセナルからフラムへと完全移籍を果たしたGKベルント・レノ。プレミアリーグ第4節で早くも古巣との対戦が実現し、放出したことを後悔させてやると言わんばかりに抜群のパフォーマンスを披露した。

2018年夏にバイエル・レヴァークーゼンからプレミアリーグへと活躍の場を移し、近年のアーセナルを最後尾から支え続けていたレノ。ところが昨季は、新加入のGKアーロン・ラムズデールに守護神の座を奪われてしまい、リーグ戦出場数はわずか4試合に留まった。

そういった事情もあって、今季は昇格組のフラムに新天地を求めたレノ。プレミア開幕2試合は、昨季リーグ戦33試合に出場したGKマレク・ロダークがゴールマウスを守ったものの、続くブレントフォード戦ではレノに出番が与えられ、フラムの今季初勝利に貢献している。

今回のアーセナル戦では、2試合連続でチャンスを与えられたレノ。結果的に2失点を喫したものの、MFマルティン・ウーデゴーのゴールは、味方DFに当たってシュートコースが変化しており、ほぼノーチャンスだったと言える。

DFガブリエウ・マガリャンイスにゴールを許したコーナーキックの場面は、パンチングを当て損なったレノにも失点の責任があるが、それまではアーセナルのシュートを何度も防いでおり、むしろチームを救っていた印象の方が大きい。実際レノは、ラムズデールの2セーブに対して6セーブを記録しており、文字通りアーセナル攻撃陣の前に立ちふさがっていた。

連勝とはならなかったものの、この2試合でフラムにとって大きな戦力であることは証明することができたレノ。その一方で、2試合連続の2失点という事実も見逃すことはできず、ウォルヴァーハンプトン戦でクリーンシートを達成したライバルのロダークと、熾烈な守護神争いを繰り広げることになるだろう(データは『SofaScore』より)。

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