鎌田が直接FK沈め2試合連続ゴール 伊東・久保は先発で存在感示す 欧州5大リーグ日本人選手結果まとめ

ケルン戦で躍動した鎌田大地 photo/Getty images

ブンデスリーガを戦う日本人選手は各チームで地位を確立している

今週末の欧州リーグも盛り上がりを見せた。とくに日本人選手が各クラブで躍動しており、5大リーグに出場した選手の結果を振り返る。※評点はデータサイト『Whoscored.com』より

『プレミアリーグ』
冨安健洋(アーセナル)

途中出場 75分IN
(ボーンマス 0-3 アーセナル)
評点6.2
クリスタル・パレスとの開幕戦は怪我の影響もあって出番のなかった冨安だが、2節レスター・シティ戦、3節ボーンマス戦と途中出場から出番を得ている。ミケル・アルテタ監督も冨安の怪我を心配しているのか起用が慎重になっており、次節フラム戦では先発出場に期待だ。

三笘薫(ブライトン)

途中出場 92分IN
(ウェストハム 0-2 ブライトン)
評点6.0

前節ニューカッスル戦ではドリブルからプレミアリーグを沸かせた三笘だが、続く3節では後半アディショナルタイムでの起用と見せ場を作ることはできなかった。それでも2試合連続でピッチに立っており、今後も継続してプレイタイムを得たい。

『リーガ・エスパニョーラ』
久保建英(レアル・ソシエダ)

先発69分OUT
(レアル・ソシエダ 1-4 バルセロナ)
評点6.5

古巣バルセロナとのゲームで先発を勝ち取った久保は献身的な守備から前線でボールを奪う起点となり、その流れからアレクサンデル・イサクがゴールを決めている。他の場面でも久保の狭いエリアでのテクニックは光ったが、バルセロナに個で圧倒され2節は大敗となってしまった。

『ブンデスリーガ』
原口元気(ウニオン・ベルリン)

途中出場 74分IN
(ウニオン・ベルリン 2-1 ライプツィヒ)
評点6.7

開幕戦から2試合連続でのスタメンだった原口だが、3節ではベンチスタートに。それでも後半に起用されると、短い時間で3回のチームトップのタックルを成功させた。

吉田麻也(シャルケ)

先発フル出場
(ヴォルフスブルク 0-0 シャルケ)
評点6.9

シャルケで信頼を勝ち取った吉田麻也は開幕から3試合連続での先発フル出場となった。今季初のクリーンシートであり、吉田の堅守が勝ち点獲得につながっている。

伊藤洋輝・遠藤航(シュツットガルト)

共に先発フル出場
(シュツットガルト 0-1 フライブルク)
評点6.4、6.5

開幕から3試合連続での先発フル出場と伊藤、遠藤共に指揮官からの信頼は厚い。伊藤は正確なフィードから、遠藤はボール奪取が目立っており、中心選手として輝いたが、堂安律が所属するフライブルクには一歩及ばなかった。

堂安律(フライブルク)

先発60分OUT
(シュツットガルト 0-1 フライブルク)
評点6.2

堂安も開幕から3試合連続での先発とチームからの信頼を得ている。右サイドの選手だが、シュツットガルト戦ではトップ下の位置でプレイするなど変化が見られている。

鎌田大地・長谷部誠(フランクフルト)

鎌田は69分途中出場IN
長谷部は出番なし
(フランクフルト 1-1 ケルン)
評点7.3、評点なし

ベンチスタートとなった鎌田だが、ピッチに立つと直接フリーキックを沈め2試合連続での得点となった。フランクフルトは鎌田に得点面で頼り切りであり、今後どう解決するのか。

板倉滉(ボルシアMG)

先発フル出場
(ボルシアMG 1-0 ヘルタ・ベルリン)
評点6.7

開幕戦からスイス代表のニコ・エルヴェディとセンターバックでコンビを組んでいる板倉は3節ヘルタ・ベルリン戦でも先発となった。ビルドアップでの貢献度、守備強度は相変わらず高く、ドイツ1部でも堂々としたパフォーマンスを披露している。

浅野拓磨(ボーフム)

先発68分OUT
(ボーフム 0-7 バイエルン・ミュンヘン)
評点6.2

開幕から3試合連続での先発と個人でのパフォーマンスは悪くない浅野だが、3節では王者であるバイエルン・ミュンヘンと対戦し、0-7と大敗を喫してしまった。「何ができたのか。何ができるのか。何をするべきなのか。長くもなっていない短い鼻をへし折られたような、足をすくわれるというより体ごと吹っ飛ばされたような」と大敗後自身のSNSで心境を語っており、このゲームから何かを得たい。

『リーグ・アン』
伊東純也(スタッド・ランス)

先発93分OUT
(ストラスブール 1-1 スタッド・ランス)
評点6.5

3節ストラスブール戦では初先発となった伊東はフォラリン・バログンと前線で2トップを組んだ。5大リーグでも伊東のスピードやドリブルは十分に通用しており、個で怖さのある選手になっていた。しかし2度決定機をものにできない場面があり、決定力は今後の課題か。

川島永嗣(ストラスブール)

出場なし
(ストラスブール 1-1 スタッド・ランス)
評点なし

オナイウ阿道(トゥールーズ)

途中出場65分IN
(トゥールーズ 2-2 ロリアン)
評点6.0

未だ先発がなく途中出場が続くオナイウ。ロリアン戦は25分ピッチに立ったが、シュートゼロと試合に入れておらず、改善が必要となる。

南野拓実(モナコ)

先発56分OUT
(モナコ 1-4 ランス)
評点6.0
移籍後リーグ戦初先発となった南野拓実だが、見せ場を作れず56分でお役御免となった。左サイドハーフでピッチに立ったが、ボールに絡めず仏『Get French Football news』では「存在感がない」と指摘されている。南野のモナコでの旅はまだ始まったばかりだが、上々の滑り出しとはいえないスタートだ。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.292 最強ボランチは誰だ

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:コラム

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ