岩田智輝のCB起用は勿体ない? 畠中らF・マリノスの“本職”に期待される後半戦での奮起

岩田智輝はどのポジションがベストなのか photo/Getty images

CBの成長は必要不可欠だ

リーグ戦では直近9試合黒星がない横浜F・マリノスは7日、アウェイで川崎フロンターレと対戦した。前回対戦は4-2での快勝を収めており、シーズンダブルを達成したい。

しかし前半、山根視来の高精度クロスをレアンドロ・ダミアンにヘディングで決められ失点。それでも内容でいえば互角であり、前半ロスタイムに素晴らしいカウンターを仲川輝人が沈め、1-1と試合をイーブンに戻した。

後半も両チームがチャンスを作っており、一歩も引かない好ゲームとなるが、勝負を決めたのは川崎だ。怪我の影響で長期離脱しており、今季2試合目のリーグ戦出場となったジェジエウがこれまたヘディングでゴールを決め、2-1と後半アディショナルタイムに試合を動かした。これでF・マリノスは5月以来の敗戦であり、無敗記録は9試合で止まることになった。

敗れたF・マリノスだが、チャンスは川崎同様にあった。データサイト『SofaScore』によればビッグチャンス数は2回の川崎に対し、F・マリノスは3回と多い。喜田拓也がポスト直撃のシュートを放つシーンもあり、紙一重の敗戦ともいえる。

だが改善すべきことは多く、一つはセンターバックのクオリティだろう。

この試合は左にエドゥアルド、右に岩田智輝が入った。ミスが多かったのは左のエドゥアルドだ。とくにビルドアップではパスミスが散見されており、パス成功率は74%とボール保持を軸とするチームのCBでは物足りない。守備面でもレアンドロ・ダミアンをファウルで止めるのがやっとであり、カードは出されなかったが、難しい対応となってしまった。

中盤でプレイすることの多い岩田はこのゲームではCBで起用された。非常に堅実なプレイヤーであり、守備もビルドアップもそつなくこなす。だが178cmというサイズはCBとすれば小柄な部類であり、終盤ジェジエウと競り合っていたのは岩田だ。ジェジエウは186cmと大柄な選手であり、どうしても小柄な岩田では対応が難しい。岩田のCB高いレベルにあるが、サイズのことを考えれば中盤での起用が適切だといえる。

そう考えれば本職のCBは奮起が必要だ。川崎戦は起用されていないが、畠中槙之輔と角田涼太朗、實藤友紀が控えており、畠中、角田はどちらも180cm越えとサイズは備えている。だが畠中は今季不調なのかミスが目立つシーズンであり、川崎戦ではベンチから投入されることはなかった。

チアゴ・マルチンスという偉大なCBが抜け、転換期を迎えているF・マリノスの守備陣。CBはチームを支える屋台骨のようなポジションであり、ここがグラつくとチームも不安定になってしまう。幸い、エドゥアルド、畠中、角田、實藤と期待できるCBは揃っており、次節からは彼らの成長に期待したい。

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