ベンゼマの後継者にニースの22歳FWグイリが躍り出る レアルは当初の計画を1年前倒しか

現在はニースでプレイしている photo/Getty Images

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ベンゼマと共通点の多いグイリ

唯一CFだけが層の薄いレアル・マドリード。何人かのストライカーがFWカリム・ベンゼマのバックアッパー候補として噂に挙がっているが、ニースの22歳FWアミーヌ・グイリにもその可能性があるようだ。

今夏のレアルはFWルカ・ヨビッチをフィオレンティーナへ、FWボルハ・マジョラルをヘタフェへと放出し、ベンゼマ以外のストライカーが、FWマリアーノ・ディアスくらいとなっている。ディアスも現在放出を検討されているようで、カルロ・アンチェロッティ監督は、FWエデン・アザールの偽9番起用を模索している。

スペイン『SPORT』によれば、レアルは以前から今夏のグイリ獲得を検討していたようだが、こういった状況も踏まえ、獲得方針を変える可能性があるようだ。

レアルは当初、ローン移籍という形でグイリをニースにもう1シーズン滞在させることにより、4000 万ユーロ(55億円)という移籍金を少しでも減額するつもりだったという。しかし、今夏中に他のストライカーを見つけられない場合、グイリの市場価値が今後上昇することを期待し、すぐにでもチームへ迎え入れることも考えているようだ。

グイリは昨季、ニースでリーグ戦10ゴール9アシストを記録。自らゴールを奪うだけでなく、チャンスを作ることもできるという点で、ベンゼマに近い部分がある。

さらに、グイリはベンゼマと同様に、オリンピック・リヨンでブロデビューを飾っており、アルジェリアにルーツを持つフランス出身選手という点でも2人は共通している。

グイリがレアルへと加入すれば、ベンゼマが自身と似たような境遇を持つ彼の成長を後押ししてくれるのではないか。さらに、U-21フランス代表ではMFエドゥアルド・カマヴィンガと共闘しており、チームに溶け込む要素は多く存在。多少移籍金が高いとしても、今夏からチームに迎え入れるだけの価値はあるはずだ。

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