巧みなポストワークからスピード生かし最前線へ 浦和の1トップとして成長する松尾佑介

追加点を決め祝福を受ける松尾 photo/Getty Images

2試合連続ゴールを記録する

J1第23節で浦和レッズは川崎フロンターレと対戦する。開催が危ぶまれた今試合だが無事に決行し、浦和が3ゴールを決め、3-1と勝利した。1トップに入った松尾佑介は貴重な追加点を挙げている。

キックオフから攻勢を強め、わずか4分で先制ゴールを決めた浦和。さらに勢いは止まらず17分には中央からクサビのパスを受けた松尾から関根貴大へと展開すると、前線へと駆け上がった松尾へパスが送られる。一度は体勢を崩すも、伊藤敦樹が拾って再び松尾が右足を振り抜く。

新型コロナウイルス陽性者が続出して台所事情が厳しいとはいえ相手はJ1王者。開始17分での2点のリードはチームに勇気を与える追加点となった。助っ人たちの負傷離脱が続く中、松尾が最前線に入る機会も増加。当初は相手の裏へ抜け出し、縦に速い攻撃が多かったが、最近ではポストプレイを行いボールを収めてクサビを受けるなど最前線から存在感を発揮する。
その経験値が今試合のゴールへと結びついている。巧みなポストワークから持ち味であるスピードを生かして最前線へと走り出しゴールを奪う。FWとして進化する松尾がこれから何得点も決めるであろう埼玉スタジアムでの記念すべき1ゴール目を決めてみせた。

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