金融学の学位取得の次はワールドカップ出場だ 100kgの米国モンスターFWが描くカタールへの夢

アメリカ代表入りを確実としたいダイク photo/Getty Images

イングランド2部からアピールへ

188cmの上背に加え、体重は100kg。アメリカより出てきた現サッカー界屈指のフィジカルモンスターの1人と考えられているのが、WBA所属のFWダリル・ダイク(22)だ。

その肉体は見事で、2021年にはアメリカ・MLSでリーグ戦10ゴールと活躍。またイングランド2部バーンズリーFCに在籍していた際にリーグ戦9ゴールの成績を残していたこともあり、今年の1月にWBAが獲得へ動いたわけだ。

残念ながら昨季後半戦は怪我で長期離脱することになってしまい、まだWBAではゴールを決めることが出来ていない。移籍した際には少々話題になったが、それも一気にトーンダウンしてしまった印象だ。
だが、ダイクは現代の選手らしくかなり堅実だ。怪我で離脱していた期間も精力的に活動していたようで、英『The Sun』によれば何とこの夏にアメリカのサザン・ニュー・ハンプシャー大学の金融学の学位を取得していたというのだ。

何でもサッカー選手のキャリアはそれほど長くないため、第2の人生へ向けた準備も同時進行でおこなっているという。今夏はオンライン授業を立て続けに受講していたようで、プレイはダイナミックでも私生活はなかなか堅実だ。

もちろんサッカー選手としての夢もある。計画性あるキャリアを過ごすダイクが目指すのは、やはり今年のワールドカップ出場へアメリカ代表メンバーに入ることだ。開幕した今季はさっそく30日のミドルズブラ戦に途中出場しており、WBAでのアピールに成功すれば代表招集への道が見えてくる。

「ワールドカップでイングランド代表のようなチームと対戦するのはエキサイティングだろうし、それは楽しみにしているゲームの1つだよ。カタールから戻ってきた時に、チームのみんなと冗談を言ったりしたいね」

ダイクはこうコメントしているが、ここからはワールドカップへサッカーの時間だ。代表入りへ必要なことは分かっているはずで、そのパワフルなボディを活かしてゴール量産といきたいところ。その先にプレミアリーグ挑戦も見えてくるだろう。

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