クロップも大絶賛する女子サッカーの進化 EURO決勝でも“8万人”収容見込む大熱狂

開催国のイングランドが決勝へ photo/Getty Images

前回大会から観衆は2倍へ

約一ヶ月にわたって繰り広げられてきた女子EURO2022もいよいよ大詰め。31日の決勝、イングランドVSドイツを残すのみとなった。

今大会のホスト国はイングランドとなっているため、イングランド代表のファイナル進出によって雰囲気は最高だ。決勝の会場は聖地ウェンブリーだが、英『BBC』は87200枚のチケットがすでに完売していると報じている。

近年は女子サッカーの人気も高まっており、そのクオリティについてはリヴァプールを指揮するユルゲン・クロップも絶賛する。今大会で見せた女子サッカーの進化にクロップも驚いたという。
「私は女子サッカーが大好きだよ。素晴らしい。トーナメントのクオリティは信じられないレベルにある。イングランドは非常に好調だね。ドイツのゲームも3試合ほど見させてもらったが、非常に上手くいっている。良いファイナルになるだろう。ウェンブリーのチケットは完売というから、アウェイのドイツにとっては大きなチャレンジだね。ホームのイングランドはやや有利だが、ドイツにもチャンスはある」

「何より重要なのは女子サッカーが見せているファンタスティックなゲームだ。女子サッカーはここ数年で大きく進化している。戦術、技術は信じられないほどハイレベルだ。インテンシティも、フィジカル面も非常に良い。見ていて楽しいよ」(英『sky Sports』より)。

女子EURO2022は前回大会と同様に16チームが出場しているが、準決勝終了段階で48万人を集客している。前回の2017年大会は半分の24万人となっているため、その人気は確実に高まっている。

10年ほど前の女子サッカーはフィジカル勝負が目立ち、技術力に課題がある印象だったが、それも変わってきているのだろう。日本のなでしこジャパンも今回のEURO2022参加国から学ぶところがあるはずだ。

来年にはオーストラリアとニュージーランドで女子ワールドカップが予定されており、出場国は32まで増加する。このままの勢いでいけば、来年のワールドカップもかなりの盛り上がりを見せることになりそうだ。

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