CLで19戦23発のハーランド シティのビッグイヤー獲得に向けたラストピースとなるのか

バイエルン戦で早速ゴールを決めたハーランド photo/Getty Images

先日のバイエルン戦で早速ゴールをゲット

今夏にドルトムントから大物FWアーリング・ハーランドを獲得したマンチェスター・シティ。プレミアリーグ屈指のDFとして活躍したリヴァプールの功労者であり、現在、解説者として活動するジェイミー・キャラガー氏は、ハーランドがシティに何をもたらすか、自らの見解を述べている。

2010年代に入ってからのシティは、プレミアリーグで1、2を争う成績を残しており、特に2016年にジョゼップ・グアルディオラ監督が就任してからは、その強さに磨きがかかった。

2011-12シーズンに44年ぶりとなるリーグ制覇を成し遂げて以降、シティは計6度プレミアリーグを制しており、FA杯を始めとする、国内カップ戦のタイトルも複数獲得。その一方で、CLのタイトルは未だ獲得できていない。

2020-21シーズンにはCL決勝まで到達したものの、チェルシー相手に0-1で敗れ、あと一歩のところでビッグイヤーを逃している。昨季も準決勝まで勝ち進んだが、優勝を果たしたレアル・マドリードに劇的な逆転負けを喫し、リベンジとはならなかった。

キャラガー氏はシティのリーグ戦での強さを評価しつつ、ハーランドの存在がCLを勝ち抜く上で重要であると、英『talk SPORT』でコメントしている。

「CLではハーランドの存在がチームの助けになると思う。もし彼がマドリードのアウェイでプレイしていたら、彼らはその試合に負けることなく、準決勝や決勝を勝ち抜くことができただろうし、それがハーランドのもたらす違いだと思う。リーグ戦においては、シティはもう十分強いから、彼が大きな違いになるとは思わないよ」

「リヴァプールがシティに追いつき、勝ち点90以上を獲得するレベルに達したことを考えれば、GKアリソン(・ベッカー)とDF(フィルジル・)ファン・ダイクを獲得したことが大きく流れを変えたと思う。彼らはリヴァプールを勝ち点75のチームから、勝ち点95を目指すチームへと変えてくれたんだ」

「シティはすでにそのレベルにあると思うし、ハーランドがそのような存在になるとは思わないが、彼のようなストライカーがいれば、CLでも大きなチャンスを掴むことができるはずだ」

ハーランドはザルツブルクとドルトムントに在籍していたここ3シーズンで、CL19試合23ゴールというとんでもない成績を残している。キャラガー氏の言うように、このままいけばハーランドがCLで違いを生み出すことは間違いなく、悲願のビッグイヤー獲得に向けた、シティのラストピースとなる可能性は高そうだ。

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