久保建英がレアル・マドリードに“買い戻される日”は来るのか モラタやカルバハルら白い巨人に復帰した実力者たち

レアル・ソシエダへ移籍した久保建英 photo/Getty images

険しい道になるだろう

レアル・マドリードに所属していた久保建英がレアル・ソシエダへの完全移籍を果たした。2027年までの5年契約となっており、レアルが買い戻すことができるオプションがついているという。レアルとしてはまだ久保に期待している証拠だ。

過去にレアルが完全移籍で売却するも契約に久保と同様に買い戻しオプションをつけ、それを行使した例はいくつかある。

まずはアルバロ・モラタだ。レアルの生え抜きで、2014年にユヴェントスへ完全移籍するも、2016年に買い戻しオプションが行使されレアルに戻っている。その16-17シーズンではリーグ戦で1334分と短いプレイタイムながら15ゴール4アシストと素晴らしい数字を残した。しかしクラブに留まることになく、翌シーズンにプレミアリーグのチェルシーへ移籍している。
同じくストライカーではマリアーノ・ディアスがそうだ。2017年に売却されるも移籍先のリヨンではリーグ戦18ゴール4アシストの大活躍を見せ、翌シーズンに買い戻された。だがレアルでの居場所はなく、昨季はリーグ戦で340分しかプレイしていない。

今でもトップチームで活躍している選手でいえば、右SBのダニエル・カルバハルがいる。彼もモラタ同様に生え抜きで、レヴァークーゼンでの活躍を見たレアルが買い戻しオプションを行使した。その後の活躍は周知の事実であり、30歳となった今でもレアルの右SBで不動の地位を築いている。

完全移籍での売却後、レアルが買い戻した選手は非常に少ない。しかも現在までレアルの選手として活躍しているのはカルバハルのみであり、その道は狭く険しい。とくに久保は攻撃的な選手がライバルとなるためソシエダではレアルを脅かすような選手にならなければ復帰はないといえる。

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