凄いのはドリブルだけじゃない 今季“52試合”を戦ったヴィニシウスのコンディションへの注目

レアルで成長するヴィニシウス photo/Getty Images

怪我の少ないところも称賛のポイント

優秀なアタッカーは相手DFから激しいチャージを受ける宿命にあるが、レアル・マドリードFWヴィニシウス・ジュニオールはその壁を乗り越えられるだろうか。

スペイン『MARCA』が注目したのは、ヴィニシウスの怪我の少なさだ。

2018年にレアルへ加入したヴィニシウスは、すでにレアルで通算170試合をこなしている。2018-19シーズンは膝の故障で2カ月ほど離脱していた時期があったが、これを除けば目立った怪我がない。
シーズンを重ねるごとに出場試合数は順調に増えており、2019-20シーズンは38試合、2020-21シーズンは49試合、そして今季は52試合に出場した。プレイタイムは4274分に達しており、怪我なくフルシーズンを戦えたのは大きい。

ヴィニシウスは自慢のドリブルに加え、守備面の貢献も目立つ。スピード豊かなアタッカーは筋肉系の故障を起こすことも珍しくないが、ここまで目立った筋肉系のトラブルはない。それも同メディアがヴィニシウスを評価する理由の1つで、怪我に強いこともスーパースターになるための大切な条件である。

今後はブラジル代表でも主力になっていくはずで、移動など体にかかる負担は大きくなっていくだろう。当然今季の大活躍により、新シーズンからは相手チームも徹底的にヴィニシウスを潰しにくる。それでもコンディションを保っていかなければスーパースターにはなれない。

ブラジル代表の先輩ネイマールは何度か怪我に苦しめられてきたが、ヴィニシウスは新シーズンもフル稼働できるのか。すでに能力の高さは証明済みであり、スーパースターへ怖いのは怪我だけだ。

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