フランス代表で《ベンゼマ&ジルー共演プラン》はどうだ 調子上がらぬ攻撃陣に飛び出るジルー待望論

2018年大会では優勝に貢献したジルー(左) photo/Getty Images

グリーズマンの調子をどう見るか

タレント力抜群の前回王者とはいえ、安心はできない。今月のネーションズリーグで2分2敗と結果が出なかったフランス代表に疑問の目が向けられ始めている。

フランスは今月のネーションズリーグでデンマーク代表に1-2、オーストリア代表(1-1)、クロアチア代表との2連戦は1-1、0-1と結果を残せなかった。

仏『Foot Mercato』が注目したのは、今回代表メンバーに入っていないミランFWオリヴィエ・ジルーだ。
前回のロシア大会ではジルー、アントワーヌ・グリーズマン、キリアン・ムバッペのトリオが前線でユニットを組んでおり、無得点ながらジルーの存在も大きかった。

ただ、現在はレアル・マドリードで絶好調のカリム・ベンゼマが復帰しており、序列ではベンゼマがジルーを上回る。おそらくはベンゼマ、ムバッペ、グリーズマンの組み合わせがファーストチョイスであり、このユニットは確かに魅力的ではある。しかし、チームは今月のネーションズリーグでは1度も複数得点を奪えなかった。

同メディアは「フランス代表はこの4試合で3ゴールしか奪っていない。ジルーを戻すべきか」と取り上げており、ファンからもSNS上で様々な意見が出ている。

「ジルーとベンゼマのコンビも試してみては?」

「戻るべき。グリーズマンのパフォーマンスを見れば、彼を代えるのが最良の選択」

もちろん失点を重ねている守備面にも問題はあるだろう。ジルーを戻せばすべてが解決するというわけではないが、攻撃面ではグリーズマンの調子がクラブでも上がっていないのは事実だ。

また、ジルーは今季ミランでスクデットを獲得する充実のシーズンを過ごしている。3月の代表戦ではゴールも奪っており、まだまだ実力は高い。インパクトはベンゼマの方が上だが、ジルーの状態も良い。今月の結果を踏まえ、攻撃陣のスタメン再編も視野に入れるべきなのかもしれない。

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