過去4年分のゴール数を今季稼いだブレイク男 来季は欧州の舞台で得点量産も?

来季はCLでの活躍にも期待 photo/Getty Images

レヴァンドフスキに次ぐ24ゴール

今季のブンデスリーガもバイエルンが優勝を果たし、10連覇を達成した。エースのロベルト・レヴァンドフスキは35ゴールを記録しており、7度目の得点王に輝いている。そんなレヴァンドフスキに次ぎリーグで2番目に得点を挙げた男は今季大きなブレイクを果たした。

その男がパトリック・シックだ。レヴァークーゼン加入2年目となった今シーズンは、キャリア最多となる24ゴールを記録し、チームを3位に導く原動力となっている。シーズン開幕前にはUEFA EURO2020でチェコ代表として5ゴールと大会最多得点も記録しており、より良いコンディションを保った状態でシーズン開幕を迎え、1年間を通して得点力を発揮し続けた。

強力なフィジカルとゴール前での技術力を武器に多くのゴールネットを揺らしたシックは、レヴァークーゼンとの契約を2027年まで延長。ビッグクラブからも注目を集めたストライカーだが、来季UEFAチャンピオンズリーグに出場するレヴァークーゼンに残留し、欧州へと挑戦することに決めたようだ。来季はドイツの枠を飛び越え欧州でブレイクを遂げるかもしれない。

またデータサイト『WhoScored.com』の公式Twitterは、そんなシックに対し「2021-22シーズンに挙げたゴール数は、前4シーズンに挙げたゴールと同数だった」とツイート。今季挙げた24得点は、ローマでの2シーズン(2017-18、2018-19)での得点数「5」、ライプツィヒ時代(2019-20)の「10」、昨季のレヴァークーゼンでの得点数「9」の合計と同じなのだ。ローマでは厳しいシーズンを過ごし、ドイツで着実に得点を重ねてきたシックが今季大きく飛躍したことがよく分かる。

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