アーセナルはギャンブルに失敗した? 獲得ゼロだった冬の移籍市場でライバルたちにつけられてしまった選手層の差

アーセナルが冬に補強をすれば失速は避けられた可能性がある photo/Getty images

なかなか好調を維持するのは難しい

今季は好不調の波が激しいアーセナル。CL出場権を獲得できる4位争いでは有利に立ち、残り2戦に勝利すればトッテナムを抑えて4位になれたが、直近のニューカッスル戦に敗れ5位に転落してしまった。最終節エヴァートンに勝利できればチャンスはあるが、トッテナムがノリッジ相手に星を落とす可能性は低く、CLへ行けそうにない。

これほどまでにチームを難しくしてしまったのは、選手層の薄さだ。中盤はトーマス・パルティが長く離脱しており、現状ではその穴をモハメド・エルネニーがギリギリで埋めているが、アルベール・サンビ・ロコンガを起用したブライトン戦、サウサンプトン戦では連敗。中盤から上手くボールが配球できず、落としてはいけない試合を落としている。

そして最終ラインだ。冨安健洋、キーラン・ティアニーの主力サイドバックが同時期に離脱し、現状ではヌーノ・タヴァレスとセドリック・ソアレスが務めている。チェルシー、マンチェスター・ユナイテッド、ウェストハムの3連戦では彼らを起用し勝利したが、クオリティ不足は否めない。

総じて冬の補強が必要だったという結論に至る。サイドバック、特に冨安の連続した離脱は予想できなかったが、中盤のトーマスに関しては怪我がちの選手であり、それこそニューカッスルへ移籍したブルーノ・ギマランイスはアーセナル行きの噂があり、獲得できていれば頼れる中盤として活躍してくれたはずだ。

後半戦で躍動しているトッテナムやニューカッスルは冬の移籍市場で的確な補強をしている。デヤン・クルゼフスキやロドリゴ・ベンタンクール、ギマランイスらがそうであり、アーセナルの財政状況は分からないが、実力者をチームに引き入れることができれば結果は変わっていた可能性はある。

それでも、夏の移籍市場での動きは大成功であり、来夏も再び素晴らしい補強ができればCL出場権を争うチームになれる。マルセイユにローン移籍しているウィリアム・サリバも戻ってくる可能性があり、もう一段厚いスカッドを作ることが来夏の目的となる。アーロン・ラムズデールらを連れてきたクラブフロントは優秀であり、移籍市場での動き次第では今季よりも期待できるシーズンとなるか。

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