クロップ監督が同点弾の南野を称賛 リヴァプールは総合力でプレミア逆転制覇の望みつなぐ

今季プレミア3点目を決めた南野 photo/Getty Images

「南野がプレイできなかったのは罪だ」

リヴァプールはプレミアリーグ第37節でサウサンプトンと対戦し、2-1と勝利した。古巣戦となった南野拓実は0-1で迎えた27分に同点ゴールを決めてチームの勝利に貢献する。

ユルゲン・クロップ監督は試合後のインタビューで「彼らがこの試合で達成してくれたことは、さらにスペシャルなものとなった」とコメント。控え組や若手が中心となった今節は、1点をリードされる展開ではあったが、苦しみながらも勝利を手にしており、価値のある1勝となった。

またクロップ監督は南野について「タキ(南野)がプレイしていなかったのは罪だ。エリオットも長くプレイしておらず、カーティス(・ジョーンズ)もそうだ。9人も先発を入れ替えてこのパフォーマンスは信じられないことだ」と、長い間プレイできずとも、コンディションを落とさずに高いパフォーマンスを披露した選手たちを称賛した。

指揮官はかねてから、今節メンバーとなっていた選手たちが好調であることを明かしており、出場できないことが残念だと口にしていた。その言葉に嘘がなかったことは、サウサンプトン戦での彼らのプレイを見ればよく分かることだ。南野も出場機会が限られているなかでゴールを決め、公式戦ではすでに10ゴールを記録するなど、チームを勢いづかせる要因の1つとなっていることは間違いない。

層の厚さを見せ、総合力で複数タイトルを獲得したリヴァプール。マンチェスター・シティを猛追する彼らは、最終節で逆転劇を起こせるか。

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